掴めないモノ ページ26
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そっかぁ、それならちょっと本当にラッキーだったかも。
正直帰宅ラッシュの電車に乗るのはつらいしストレスもたまる。
まさかこんなところで拾ってもらえるなんて。
翔「あ、そういえば来週の撮影、Aって来るの？」
A「うん、というか岡田さん行けないから私だけなの」
翔「まじ？なんか緊張するわ〜」
A「どうして？笑」
翔「彼女に撮影見られんだよ？ミスったら超だせー」
サラッと言われた"彼女"というワードに勝手に心がときめく。
もはやもう、マネージャーさんも反応してないのに私一人だけまだ慣れずにいる。
…彼女かぁ。
実感はあるけど…いや、これってあるのかな
ないことはないけど
なんだろう、不確かなものを掴んでいる感覚。
不安とはまた違う、ふわふわとした状態。
嵐の櫻井翔の彼女、という肩書が自分についているのが今でも信じられなくて。
徐々に慣れていくのかな。
慣れても怖いけど。
自分の感情が整理できてなさすぎて、思わず自分に苦笑いする。
翔「難しい顔してる」
トン、と眉間を人差し指で突かれた。
A「あ…」
翔「考えごと？俺といるのに？」
ああ、いちいちドキっとする。
A「ごめん、仕事のこと考えてた」
そういえば、嘘つくの下手って前に言われたっけ。
私を見つめる目が少し揺らいだような気がしたけれど、気のせいだと言い聞かせる。
そんな私を知ってか知らずか、フッと笑って
翔「朝は一緒に行けなかったけど、帰りは一緒に帰れたな」
と頭を撫でられる。
A「あ…」
そういえば朝、断ったんだった…
翔「ちくしょう、あのサラリーマンめ。エレベーター乗ってきやがって」
A「同じマンションの人だからしょうがないでしょ」
本気で悔しがっているような表情をする翔さんが可笑しくて笑ってしまう。
翔「俺って気づいてなかったかな」
A「うーん…どうだろう…」
マネージャー「普段オーラでてないって言われてますもんね」
翔「マネージャー君ひどくない？」
マネージャー「事実でしょう」
翔「…」
翔さんに容赦ないマネージャーさんの運転する車は、翔さんが地味に落ち込んだ状態になったまま、無事に私たちのマンションへ到着した。
A「ありがとうございました」
マネージャー「いえいえ、翔さんをよろしくお願いします」
A「は、はい」
マネージャー「明日は10時に迎えにきますからね」
翔「…おう」
A「…」
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アリサ.(プロフ) - にゃんさん» にゃんさん、コメントありがとうございます！かなり長い年月をかけてしまいましたが、最後までありがとうございました！他の作品の続きも書いていきますので引き続きよろしくお願いします＾＾ (2023年1月8日 15時) (
レス) id: 3f85f11188 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - ありがとうございます。最後まで書いて頂き感謝です。 (2023年1月8日 13時) (レス) @page42 id: b010e36986 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - りぃさん» わわわ、、、本当に長い間お待たせしてしまいましたよね(;_;)相変わらずずっと嵐のファンやってました笑 これからも引き続き、楽しみにしてて頂けると嬉しいです！ (2020年7月12日 21時) (レス) id: a395b827f3 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - ずっといつ更新されるのかと待っていたので、再開本当にうれしいです！これからの展開楽しみにしてます！！！！ (2020年7月12日 21時) (レス) id: cd3fd14afa (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - のあさん» ありがとうございますうううう(;_;)！！温かく見守っててください…！ (2020年7月12日 20時) (レス) id: a395b827f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリサ.
| 作成日時：2020年7月12日 18時
