ひとつ ページ23
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私が翔さんを見上げると、翔さんが
はーー、と力が抜けたように息を吐いた。
A「どうしたの？」
翔「ずっとこの時が来るの待ってたわ」
A「そ、そっか……」
反応に困るってその言葉。
もう一度チラッと翔さんを見ると、
翔さんの顔つきが変わっていて
翔「A」
私の名前を呟いたのが合図かのように
お互いに唇を寄せ合った。
A「ん…」
どんどん深くなっていくキスに、思わず翔さんの首にしがみつく。
翔「絶対離すなよ」
A「うん…」
優しく身体に触れる手も、私の頬にかかる翔さんの髪の毛も、引き寄せてくれるその腕も
全部全部、手離したくないと思った。
翔さんがこういうふうに触れるのは私だけにしてって、そういう気持ちも込めてひたすらキスを求める。
翔「Aどうしたの」
A「なんでもない」
なんでもないから、このまま一つになって。
お互いの息が荒くなってきて、翔さんが切なそうに顔を歪ませた。
翔「…はぁっ」
A「あ…んんっ、はぁ…ん」
翔「いい…？」
A「ん、早く…あぁっ」
ぎゅうっと翔さんが私に覆いかぶさったまま抱きしめて、
翔「く…っ」
私の中で脈打つそれがどうしようもなく愛おしくて
離れないでほしくて、背中に腕を回した。
翔「A」
A「…すき」
翔「え？」
A「だいすき」
涙が出てしまうくらいのこの気持ちは、どうしたらいいんだろう。
翔「今言うの反則じゃない？」
A「え？」
翔「俺も好き」
隣に横たわった翔さんが、顔をこっちに向けて微笑んだ。
翔「誰にも渡したくねー…」
A「私、他のとこに行く予定ないよ？」
翔「予定ってなんだよ！そんな予定あってたまるか」
ぶはっと吹き出して私のほっぺをペチっと叩いた。
A「翔さんも、綺麗な女優さんとかモデルさんのとこに行かないでね？」
翔「ふふ、ぜってーありえないから平気」
A「なんで言い切れんの？」
翔「ん？あいつらは下心丸見えだから」
全然そそられねぇーって言い放つ翔さん。
黒いなぁ…と思わず苦笑い。
翔「あ、今俺のこと腹黒いって思ったっしょ」
A「うん」
翔「即答！」
A「だってそうだもん」
翔「でも好きでしょ？そんな俺」
A「うん、好き」
ふ、と笑って私を優しく抱きしめて
翔「もう一回、しよ？」
掠れた甘い甘い声で囁けば、二人の体温が重なり、汗も匂いも、身体も
全部全部ひとつになる。
翔「A」
呼ばれるたび、私の名前も輝く。
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ほのか - 更新楽しみに待っていますね＼(^-^)／ (2019年6月19日 0時) (
レス) id: 923c4b7123 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ.(プロフ) - sakurairoexportさん» 本当に本当にお待たせしました！！（ ; ; ）（笑）超らぶらぶからどうやって今度持っていこうかなって試行錯誤中です…楽しみに待っていてください！ (2018年4月22日 23時) (レス) id: 7f6b5aba7b (このIDを非表示/違反報告)
sakurairoexport(プロフ) - 更新ありがとうございま〜す。待ってたよ〜超ラブラブですね〜！！嬉しいです。次回も楽しみにしています。 (2018年4月22日 15時) (レス) id: 0ce34abb3a (このIDを非表示/違反報告)
彩佑実(プロフ) - 更新ありがとうございます！実際に起こったらと創造すると……(//∇//) 毎回ドキドキさせてもらってます！次からも楽しみです♪ (2018年3月4日 23時) (レス) id: 4a3840fd47 (このIDを非表示/違反報告)
anna(プロフ) - ひゃっほぃ！待ってました！あぁ…今日はいい夢が見れそうです…ご馳走様です← (2018年3月4日 22時) (レス) id: 288446400c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリサ.
| 作成日時：2018年1月14日 22時
