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01 夏の思い出 ページ1
小さい頃の夏の思い出。
海面上で上空へと放たれた一筋の光は、
夜空で大きな音を立てて咲いた。
キラキラと輝いて散っていく花火に、
幼い私は釘付けになった。
『綺麗だね、Aちゃん！』
隣で手を繋いでいた男の子がそう言った。
『そうだね、ーーくん！』
隣の彼の名前を呼び、そう答え返したのに、
もう彼の顔も名前も思い出せない。
あれから何十年かの時が流れたというのに、私は夏が来る度に幼い頃に会った彼の事を思い出してはモヤモヤした。
数回しか会わず、遊ばなかったあの少年が、きっと私の初恋なんだと思う。
『Aちゃん、また来年も花火観に来ようね！』
『うん！約束！』
今思い出せるのは、彼と遊んだ日々や、海での花火と、そこで彼とまた観に来ると約束をした事だけ。
そして、彼に会ったのは花火を見た日が最後だった。
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揶揄 - 最近見始めました！すごく面白いです！ (2019年9月22日 9時) (
レス) id: f13e29755c (このIDを非表示/違反報告)
虎苦迷花さん推しのぴかちゅう - まぢすこ…(( (2019年9月21日 20時) (レス) id: d00440de79 (このIDを非表示/違反報告)
金亀子?(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです、！！！ (2019年9月7日 23時) (レス) id: a3d0a4cc33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月香葉 | 作成日時：2019年7月30日 22時
