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蘭と鶴蝶が環のオフィスを半分近く制圧した頃、
神妙な面持ちの三途がそこに現れた。
蘭 「あっれ、我らがNo.2じゃーん。
お前、Aちゃん追っかけてたんだろ？
そっちはどした？」
春 「Aは取り戻した。
今竜胆とアジトに戻ってる。
……ただ、意識がねェ。」
蘭 「……は？嘘、だろ……。」
鶴 「……重傷、なのか？
まさか……！」
三途の言葉に凍りつく蘭と鶴蝶。
瞬時に浮かんだのは、
最悪な状況。
真っ先に想像してしまうのは、
彼らが反社で、
そんな場面を幾度となく見てきているから。
しかし、
少し狼狽えたような2人に反して
三途は顔色、声色一つ変えずに続ける。
春 「分からねェ。
今頃闇医者が何とかしてるだろ。
俺はとにかく環のところに行く。
こっちは任せる。」
鶴 「待て待て。
三途…、お前、正気じゃねぇな？
ヤクキメてんのか？
環をすぐに殺すのはマズイだろ、落ち着け。」
春 「キメてねぇよ。
それに、環のことは、
マイキーから許可が下りてる。」
蘭も鶴蝶も、
不自然な程に冷静すぎる口調の目の前の男が
本当に三途なのか段々と混乱し始めていた。
鶴 「そう、か…。
わかった。下は引き受ける。」
蘭 「……オイ、三途。
手、貸すか？」
春 「悪ィな、1人でやらせてくれ。
頼む。」
三途はそう言って部下もつけずに
環のいるであろう最上階へ上がって行った。
その後ろ姿を沈黙しながら見つめる2人。
今までにこの男の、
こんな台詞を聞いたことがあっただろうか。
蘭 (…え、こっわ！素直なヤク中、こっわ！
でもめっちゃおもしろそー。
蘭ちゃん、見に行こっかなー。)
鶴 「おい、蘭。顔に出てる。
…やめとけよ。」
蘭 「えー。
こっちは鶴蝶いりゃ楽勝だろー？
あんな三途、もう見れねぇかもよ？」
鶴 「そういう問題じゃない。
いいから、俺達も行くぞ。
(アレに今まともに関われるのは、マイキーか、
Aくらいかもしれないな。
A、お前は大変な奴に本気で好かれたんだな。)」
蘭と鶴蝶は最上階を除いたフロアの制圧を再開した。
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きりん。(プロフ) - yumさん» この春千夜は、好きになっちゃいますよね。作者ですらそう思います。笑 嬉しいお言葉、ありがとうございます！ (2022年12月7日 21時) (
レス) id: c098a97284 (このIDを非表示/違反報告)
yum - いや、もう、マジで神です。春千夜、、、ヤバい、カッコよすぎる。きりん。さん天才すぎます。語彙力ゴミですみません💦 (2022年12月7日 19時) (レス) @page50 id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月??＿低浮上＿さん» 可愛いですね！ほっこりしました(^^) (2022年12月7日 19時) (レス) id: c098a97284 (このIDを非表示/違反報告)
紫月??＿低浮上＿(プロフ) - きりん。さん» ʕ•ﻌ•ʔฅ´- はい！ (2022年12月7日 14時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月??＿低浮上＿さん» 実は、私的にはさらに甘い展開を、この後ご用意しております！ぜひお楽しみに！ (2022年12月7日 14時) (レス) id: c098a97284 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん。
| 作成日時：2022年11月25日 19時
