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『…ウチ?』



え?この子のお家?
家政婦…ってこと?



万 「…あぁ。俺は佐野万次郎。
このフロアの一番奥が、俺の部屋。


…今度は寝る前に呼ぶから、作りに来い。」



『…はあ…?分かり、ました…、佐野、さん?』



万 「…名字で呼ぶな。」




ホットミルクを作りに来いだなんて可愛い人だな、と思ったら、
今度は名字で呼ばれることが気に食わなかったらしい彼は、口を少し尖らせていて、
何だかさらに可愛く見えた。



『万次郎さん…、うーん、しっくりこないな…、
万次郎くん。あ、万次郎くんがいいかな…。
それでもいいですか?』



万 「万次郎君?…はははっ…!
…まぁ、好きに呼べ。
今、お前の世話役を呼ぶ。ここにいろ。じゃあな、A。」



『世話役?あっ…万次郎くん…。


…世話役って何だろう…。』




万次郎くんはそれだけ言うと、部屋を出て行った。














ほどなくして、
扉が少し乱暴に開いたので、ビクッとしてそちらを向く。
そこには、竜胆さんと、また知らない人がいて、慌てた様子で駆け寄ってきた。



今度の初めましてさんは、シルバーに近い髪色のアジア系美人さん。
…それにしても、蘭さんや竜胆さんといい、この美人さんといい、綺麗な顔の人ばかりだなぁ、何ここのビル。




竜 「おい!無事か?!」



『えっ…?』



九 「…騒ぐな、竜胆。」



竜 「首領と先に会うなんて聞いてなかったんだから、そりや慌てるだろ!
…とりあえず、生きてるな…。
一体何してたんだ…?!」



九 「俺だってこんな事態聞いてねェよ。
だけど、テメーはまず落ち着きやがれ!


…あぁ、悪ィな。こっちの話だ。


俺は九井一。
…当面の間、お前の世話役になる。」




私が竜胆さんの質問に答える間もなく、2人の会話が飛んでくるので、
目を丸くしてそのやりとりを聞いていると、
美人さんが名前を教えてくれた。




『九井、さん…。えっと…、世話役と言いますと…?』



竜 「色々話さなきゃいけないことも聞きたいこともあるけど、
まず、場所を変えよう。」




竜胆さんは、そう言うと、
出口に向かって歩き出したので、
私も何となく着いて行った。



九井さんも、
机に置かれたPCと資料を回収して
私たちの後を着いてきた。

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きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» がんばります!ではでは(^^) (2022年11月15日 17時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - 頑張ってください(ง •̀_•́)ง (2022年11月15日 17時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます!このコメント欄でのやり取りを繋がってるって言うのかな?疎くてすみません…(^_^;)今作も楽しんでいただけるよう頑張りますね! (2022年11月15日 16時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - いや…すきで読んでるんで!!!キリンさんとは…本当に繋がりたいです((繋がってるのかな、? (2022年11月15日 16時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 紫月さん、こんにちは。ありがとうございます。お手隙な時にでも、気軽にお読み下さると嬉しいです! (2022年11月15日 16時) (レス) @page23 id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりん。 | 作成日時:2022年11月5日 18時

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