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竜 「ココ！女に盗聴器つけた！
録音頼む！」
九 「…は？……はあ？！
接触できたのか？！」
竜 「それは後でいい！とにかく早く！」
九 「分かってる！今やってる！
…よし、…上手く拾えてる…！」
竜 「俺はこのまま此処で様子見る。
じゃあな。」
電話を早々と切り、俺も盗聴器の音声を拾う。
…間違いなく、これから暴力が振るわれるはず。
しかし、いつまで経っても
彼女の悲鳴は聞こえてこず、
悲鳴どころか、声自体がほぼ聞こえない。
盗聴器が壊れているわけでも、
上手く音声を拾えていないわけでもない。
なぜなら男の声はよく聞こえてきたから。
つまり彼女は、声の一つも上げていなかったのだ。
男の汚い声と、激しい物音に、
胸糞悪くなって、ヘッドフォンをその場に叩きつけた。
「…先に戻る。お前、車を回してこい。他は残れ。」
そして兄に電話。
竜 「…あー、もしもし、俺。
ああ、間違いない。ビンゴ。
とりあえず部下に見張らせる。」
その後、録音した音声は、三途と蘭も確認。
春 「決まり、だな。」
蘭 「あぁ。」
竜 「…。」
そこにはハッキリと、
��せっかく完全に従順になったと思って、
次の顧客の所へ連れていく予定だったのに��
結婚詐欺でも、
ましてやコイツの趣味でも何でもない。
完全な黒だ。
一介の医者に過ぎないこの男が
なぜこんなことが出来るのかは、すぐに分かった。
男は、元々ある組織お抱えの医者だった。
ただ、その組織は何年か前に梵天が潰した組織で、
特に残党がいたわけでもなく。
単独での犯行と断定。
春 「俺が行く！
行くぞ、オメェら！トチ狂った大先生をスクラップだァ！！
オラ、さっさと車まわして来い！！」
三途は部下に叫ぶと、
我先にと飛んで行った。
蘭 「蘭ちゃんも行こーっと。
儚げ美人、キョーミあるー。」
竜 「…俺も行く。」
蘭 「ん？りんどー、お前、今日クラブの視察じゃねェのー？」
竜 「………俺も、行く。」
蘭 「…ふーん？」
蘭と竜胆も三途の後に続く。
にやにやと何か言いたげな顔をした蘭だったが、
いつになく真剣な顔で拳銃の弾丸を確認する竜胆を見て、
何も言う事はなかった。
一方アジトに残った九井は、
マイキーに事の次第を報告した後、
どこかに一本電話をかけていた。
九 「………あァ、至急頼む。
…俺の隣の部屋でいい。」
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きりん。(プロフ) - 紫月＿siduki??＿さん» がんばります！ではでは(^^) (2022年11月15日 17時) (
レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月＿siduki??＿(プロフ) - 頑張ってください(ง •̀_•́)ง (2022年11月15日 17時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月＿siduki??＿さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！このコメント欄でのやり取りを繋がってるって言うのかな？疎くてすみません…(^_^;)今作も楽しんでいただけるよう頑張りますね！ (2022年11月15日 16時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月＿siduki??＿(プロフ) - いや…すきで読んでるんで！！！キリンさんとは…本当に繋がりたいです((繋がってるのかな、？ (2022年11月15日 16時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月＿siduki??＿さん» 紫月さん、こんにちは。ありがとうございます。お手隙な時にでも、気軽にお読み下さると嬉しいです！ (2022年11月15日 16時) (レス) @page23 id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん。
| 作成日時：2022年11月5日 18時
