Dr.じゃんぷ×Pt.じゃんぷ そのに。

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side:Kei


光の気が変わらないうちにぱっぱと診察まで終わらせて、あとは問題の注射だけ。


やっぱり怖くて仕方ないみたいで、体勢を変えただけでも手が震えて目には涙が溜まっていく。


慧「ひかるー？反対の手ぎゅってしてよっか。」


光「んっ…こわい…、泣」


慧「怖いね、我慢しないでいいよ。」


…うーん、やっぱり手繋いでるだけじゃ危ないかな？しょうがない、ちょっと恥ずかしいけど…


慧「…やっぱりこっち向いた方がいいか。手回していいよ、怖かったらぎゅってしな？」


もう完全に小さな子どもを抱える体勢。笑
けどこれだと動く心配は無いし、不安も最小限に抑えられるならこの方が良い。


宏太「すぐ終わるからな〜…ちょっとチクってするよ、」


光「…った、、泣」


…これ、ここからが痛いんだよなぁ、、


光「っんん…！ぐす…ったい…泣」


慧「痛いねー…頑張れてるよ、偉い偉い。」


宏太「…はい、終わりっ。よく頑張ったな〜！」


光「ぐすっ、ん…りがと…っ泣」


目を真っ赤にしながらも終わってホッとしたのか、わしゃわしゃと頭を撫でる薮の手を遇らうくらいには余裕があるみたい。笑


今年も頑張ったんだから、掛からないように気を付けないとね？

fin.

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