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side:Daiki
目線は手元の鍋に落としていて、すぐには気が付かなかった足元の大きめの石。
あっ、と思った時にはもう遅くて、思いっきり身体が前に倒れていく瞬間はスローモーションのように感じた。
ガシャン！と大きな音を立てて手から滑り落ちる鍋、溢れたスープは手に掛かって、食材も地面に散らばる。
大貴「…あっ、つ…！」
涼介「大ちゃん！！」
一瞬何が起こったか理解出来なくて、倒れ込んだままその場に茫然と座っていた。
…手が熱い、ジンジンする…。
急な事態にメンバーもスタッフさんもわらわら集まってきて、和やかだった現場は一気に騒然とする。
宏太「どうした、転んだ？怪我は？」
大貴「…大丈夫大丈夫、ちょっと転んじゃった、笑 」
侑李「…本当？すごい音したけど…。」
大貴「ごめん、せっかく作ったのにスープひっくり返しちゃった…」
涼介「そんなのどうでもいいよ、また作れば良いんだから。」
撮影は止めたくない、楽しい雰囲気も壊したくない。平気なフリをしてどうにかみんなを安心させようとへらへら笑って見せる。
大貴「うん…ありがと。ごめん、ちょっと手洗って来るね。」
雄也と裕翔がその場を片付けてくれて、一人で水道へ向かう。我慢していたけど痛みでさっきから脂汗が止まらない。
大貴「…っ、てぇ…」
勢い良く水を出して手を洗おうとするけど、軍手を外そうとするとヒリヒリして外せない。
どうしよう、早く戻らないといけないのに。…仕方ない、痛いけどこのまま無理やり取って…
慧「駄目。いいから手貸して、」
大貴「え、いのちゃん…？」
いつから居た…？全然気が付かなかった。
驚いて固まっている俺を他所に、伊野ちゃんは手を引っ張って軍手の上から水を掛けていく。
大貴「……。」
10分くらい経ったのかな。漸く蛇口を閉めると、そっと手に触れて軍手を外していく。
大貴「…ったい…泣」
慧「全然大丈夫じゃないじゃん…かなり痛いでしょ、これ。」
何とか外れたけど、鍋を受け止めようとした右手は直前までぐらぐら煮えていたスープが掛かったから真っ赤に腫れている。
慧「反対は？左も見せて。……ん、こっちは大丈夫かな。」
大貴「……ない…」
慧「うん？」
大貴「撮影…止めたくない…、」
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ふ ゆ。(プロフ) - くるさぼさん» Dr.伊野尾くん了解です〜！沢山のリクエスト頂いておりまして確実なお約束は出来ないのですが、参考にさせて頂きます^ ^ (2020年6月10日 22時) (
レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - 医者は伊野尾くんでお願いします (2020年6月9日 19時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ。(プロフ) - くるさぼさん» リクエストありがとうございます〜！Pt.光くん、サポート薮くんで大丈夫でしたかね？お医者さんでご希望のメンバー居ましたら教えてください^ ^ (2020年6月8日 22時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - パニックおこした光くんが医者の薮くんに支えてもらいながら採血をするのがみたいです。 これからも自分のペースで頑張って下さい。応援してます (2020年6月8日 22時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - Twitterしてないので、こちらでリクエストさせて頂きます。光くんが貧血の症状が酷くて、倒れてしまいます。それで、検査をする為に採血を行おうとするが、過去に無理矢理やられた事がトラウマがあり、その事思い出してパニックを起こしてしまいます。 (2020年6月8日 22時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふ ゆ 。 | 作成日時：2020年5月24日 21時
