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｢……朱里、さん｣
『この間はすみませんでした』
｢…いえ｣
どうして朱里さんが？
私に今更なぜ電話をしてきたの？
急に怖くなってきた。
『…今度一度、お会いできませんか？今更なんて思うかもしれないんですけど、私の話を聞いて欲しいんです』
｢………分かりました、｣
震える声でやっと話せた言葉。
ドクン、ドクンってなかなか治まってくれない。
何言われるんだろう。怖い。今更怖い。
｢土曜日のお昼ですね、…この前のカフェで。分かりました｣
何を言われるんだろう。
きっとたつやくんとの過去のお話なんだろうな。
…翔太くんには言った方がいいのだろうか。
んー、と悩んでたらたつやくんがお風呂から上がってきた。
深｢……どしたの？そんな悩んだ顔して｣
｢え、あ、いや………なんでもないよ。ご飯食べよう｣
不思議な顔をしてるたつやくんが頭をタオルでわしゃわしゃしながら席につく。
まだ不整脈みたいにドクンドクンしてて、
たつやくん確か土曜日は休日出勤だって言ってたよね？
…………その、前に。
｢たつやくん｣
深｢んー？｣
｢……大事な話があるの｣
言う。覚悟決める。
席に座ったたつやくんが不思議そうに私をみてて、
唇が震えるし、手もふるえる。
｢あのね｣
深｢うん？｣
｢……あの｣
深｢…ゆっくりでいいよ？｣
視線も定まらなくてキョロキョロしちゃうの、たつやくんの顔が見れない。
｢……………私、この家出て行こうと思ってるの｣
ドクン、ドクンって。
また不整脈。
たつやくんの顔を見るのが怖い。
何言われるんだろう。ってずっと怖いの。
深｢………は？いや、何言ってんの？｣
呆れた風にも、焦ったようにも取れるその声。
｢ご、ごめ…でも、あの、もう部屋を｣
深｢…ごめん、その話今度でもいい？ご飯冷めるよ？食べよ｣
｢……わかった｣
流されてしまったのか、
たつやくんにも心の準備なんて必要？
…………上手く、言えなかった。
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たぁゆぅ(プロフ) - moob26さん» わわわありがとうございます(；＿；)それはもう…後輩目黒くん推してしまいますね…ありがとうございます…(；＿；) (2020年5月18日 22時) (
レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
moob26(プロフ) - 小説読んでこんなに胸が痛くなったのは初めてです！(>_<)私はいつも主人公を助けてくれるのに叶わない花沢類的存在が好きになっちゃうので目黒くん推しです、、 (2020年5月18日 19時) (レス) id: 4ba8057730 (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます(*´∀｀)移行先でもよろしくお願いします(≧▽≦) (2020年5月4日 20時) (レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - モクソンさん» ありがとうございます(*´∀｀)これからもよろしくお願いします(*´∀｀) (2020年5月4日 20時) (レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - なななさん» 嬉しいですありがとうございます(；＿；)ティッシュ箱をみるくがおひとり様おひとつずつ配っていきたい…(ちがう)ありがとうございます(；＿；)(；＿；) (2020年5月4日 20時) (レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぁゆぅ
| 作成日時：2020年5月2日 15時
