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田辺『Aさん…！！』
すごい心配顔で走ってきた田辺くん。
｢おはよう｣
田辺『え、泣いたんすか…？』
｢え、｣
あれ、まだ目が赤いのかな！？
自分的には隠せてるつもりだったからちょっと動揺してる。
田辺『朱里になんかされました！？』
｢いや！大丈夫！朱里さんが帰ったあとの話だから…｣
田辺『え、じゃあたっつーに…』
｢ううん、いや｣
どうしようかな、田辺くんには言っていいのかな。
｢……あの、…家を、黙って出てきたの｣
田辺『は！？！？』
ちょっと声大きい！って怒ったら慌てて口抑えてすみません！って。
田辺『え、たっつー知ってるんですか？』
｢朝早く出てきたから今状況把握してる所だと思う｣
田辺『……大丈夫すかね』
｢……大丈夫じゃないとは思ってるけど｣
今頃どうしてるのか本当は心配してる。
でももう私は心配できるような立場じゃないから。
｢これ誰にも言わないで｣
田辺『わかりました…住所変更とか園長とかに話したんですか？』
｢……ここ月曜日で辞めるから｣
田辺『はあ！？！？！？』
｢だから声が大きいんだって！｣
田辺『すみませっ』
これも言わないで会社辞めようと思ってたのに。
田辺くんが驚いたままでまじか…なんて呟く。
田辺『それ…れんくんには言ったんすか？』
｢ううん、言わないつもり｣
田辺『Aさん…わかってるくせに言わないなんてズルくないですか…？』
なんとなく言われちゃうんだろうな、って言葉に下を向くしかなかった。
目黒くんのお家に行った時に聞こえた言葉は多分空耳じゃなくて、
その言葉を目の前にして聞いちゃっても、多分答えることが出来ないから見て見ぬフリしてきた目黒くんの私への気持ち。
何度もごめんねって辛くなった。
田辺『Aさんが朱里にお願いしたようにれんくんにも言ってあげてほしいんです。俺なら好きな人が何も言わずに目の前から消えたら嫌ですから』
Aさんなら分かりますよね
なんて言われちゃったら何も言えなくなる。
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たぁゆぅ(プロフ) - moob26さん» わわわありがとうございます(；＿；)それはもう…後輩目黒くん推してしまいますね…ありがとうございます…(；＿；) (2020年5月18日 22時) (
レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
moob26(プロフ) - 小説読んでこんなに胸が痛くなったのは初めてです！(>_<)私はいつも主人公を助けてくれるのに叶わない花沢類的存在が好きになっちゃうので目黒くん推しです、、 (2020年5月18日 19時) (レス) id: 4ba8057730 (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます(*´∀｀)移行先でもよろしくお願いします(≧▽≦) (2020年5月4日 20時) (レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - モクソンさん» ありがとうございます(*´∀｀)これからもよろしくお願いします(*´∀｀) (2020年5月4日 20時) (レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - なななさん» 嬉しいですありがとうございます(；＿；)ティッシュ箱をみるくがおひとり様おひとつずつ配っていきたい…(ちがう)ありがとうございます(；＿；)(；＿；) (2020年5月4日 20時) (レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぁゆぅ
| 作成日時：2020年5月2日 15時
