飛んで火に入る夏の虫【Daiki】

眼科案内しますよ？ ページ47

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ッガチャ









智洋「おるんなら、早く開けろや」









『すみませんねぇ。
クソ女って人ここには居ないもんで』









智洋「……鏡みたら？」









『……眼科案内しますよ？』









無視してやろうかと思ったがドンドンと激しくドアを叩き毒舌を吐きまくるもんだから渋々ドアを開けた。そして私の言う言葉を無視して、ふんっと鼻を鳴らすとワザと肩をぶつかり中へと入っていく。









ほんと、やたら私にキツいよね
来世でも仲良くなれる気がしないよ。








．









智洋「大毅、昨日のメールなに！？」









大毅「そのまんまや。今回は一旦保留」









智洋「何言うてんねん。
アイツがしたことに大毅も怒ってたやんか！


それともこの女がここにおるってことは何かあるんか？それにチラホラ俺らと同じ匂いがする連中も見かけたし」









大毅「……智洋、後で話そう」









ッギシ









ベッドで寝ていた男はゆっくりと立ち上がると私の方へと向かってくる。









大毅「ありがとな、約束は守る。」









『どこ行くのよ』









大毅「見張りはここまでや。じゃあな」









『……どうゆう「検索するな」









間に割り込んできた智洋が私の疑問を遮る。
……別に検索するつもりはないけど、
さっきとは違う表情を見せた男が少し心配になっただけ。









別に心配するほど仲良くないけど









キッと睨んできた智洋を通り越し男を見るともう既に部屋を出ていってしまったようで姿が見えなかった。

部屋で爆睡中→←ちゃんと臭いんだよ

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