すくすく育ってね ページ5
．
どうせならお腹いっぱいご飯食べて死にたかった。
寿司、ラーメン、焼肉……あとたこ焼きも
最後だしなんかみんなに言うことあったっけ？
んー、っと
淳太はもっと優しくなるべきだね。
いっつもカリカリしてると禿げるよ。
このままじゃ、いつまで経っても彼女が出来ないよ。
あ、そういえば昨日望のゲーム壊したのまだ言ってなかった。まぁ、どうでもいいか。
崇くんはそのままでいいよ。すくすく育ってね。
望「淳太、早くこいつ殴って」
崇裕「A全部口に出てるで」
．
おでこに接着剤でもつければ良かった。
床に擦り付けていた頭は、
淳太によって簡単に引き離される
ひょろひょろのもやし体型な癖に
無駄に力があってムカつく
．
淳太「で、言い訳は」
『そ、それは沢山ありますとも！！
なんなら読書感想文で金賞を取れるほどの文章で
提出させていただきます！！！！』
淳太様〜っと近づいていけば
おでこが凹むほどのデコピンをされる。
淳太「……ええから、何があったか話せ」
『はい。すみません。』
．
ーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
．
ことは遡ること数時間前
私は与えられた仕事をするためある場所へと向かった。
着いたのはこじんまりと建てられた倉庫。周りは、全て廃墟のような建物ばかりで人が住んでいる気配はなかった。
．
簡単に言えば賞金稼ぎ
悪く言えば殺し屋
私の仕事は世間ではこういう名になるのだろう
いつも通り、依頼人からの情報を淳太が分析し場所特定。そして言われた場所に行き仕事を果たすのが私の役目。
だけど今日はいつもとは違った。
ターゲットがいるはずの倉庫に行けば
中から聞こえる銃声や呻き声。
仲間割れ？にしては銃声音が少ない。
苦しそうな声をだす男達の前に聞こえる銃声音はどれも一緒。
それとも別の殺し屋がいるってこと？
ここに来る予定は今日は私だけだし、うちの連中じゃないよね
．
次々と鳴り響く銃声音が気になった。
どんな銃で撃っているのか。
その人物は誰なのか。
気がつくと私は倉庫の中へと踏み込んでいた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 255人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さやちゃき(プロフ) - #TODAYさん» コメントありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年9月18日 14時) (
レス) id: b8693afb9a (このIDを非表示/違反報告)
#TODAY(プロフ) - 内容から書き方まで全て大好きです…！毎回の更新を心から楽しみにしております。これからも頑張ってください！！ (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3e33249399 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さやちゃき
| 作成日時：2021年8月2日 11時
