ブサイクではないな ページ16
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『だからなんでいるのよ』
大毅「ん〜、君のこと知りたいから?」
建物をでて近くの公園のベンチに座るとそれを待っていたかのように男は出てきた。
『今、貴方のせいでイライラしてるの!
だから目の前から消えてよ』
大毅「お!それは光栄な事で!
俺に興味持ってくれてるってことでええかな??」
『……はぁ』
何がそんなに知りたいのだろうか。
別に私はなにも特別な人間ではない。
まぁ、確かに超絶美人でスタイル良くて頭が良いけど
『私の何が知りたいの?』
大毅「……それは」
いつの間にか横に座っていた男の方を向くとパッチリと目が合うからびっくりして顔を下げてしまった。
それにしてもこの男、ブサイクではないな。
大毅「今日はここまでや、またデートしよな」
『私達いつデートしたの?
不思議でしょうがないんだけど』
大毅「照れとるところも可愛ええな。ほな行くわ」
そう言うとまた私の頭をクシャクシャしてどこかに消えてしまった。
男はいつも消える前にこうやって頭を撫でてくる。
それが、どこか懐かしくもあり切なさを感じた。
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淳太「……A」
『どこのAですか?ここには大人のAしかいませんけど』
淳太「悪かったって……ほら風邪ひくで」
迎えに来てくれたのは嬉しかったが出てくる前のことを思い出すとまた拗ねてしまう。こういう事が子供っぽいのだろうか。
そっぽを向く私。
すると、フワッと肩に何かが掛けられる。
それと同時に淳太のいつもつけている香水の匂いがしさっきまで着ていたカーディガンを羽織ってくれたのだと確信する。
『淳太、怒ってないの?』
淳太「あぁ、どちらかと言うと俺の言葉足りずが悪かったし」
『……淳太、座って』
さっきまで男が座っていた位置よりあたしに近い場所をトントンっと叩けば少し嬉しそうに座った。
『淳太ってMだよね』
淳太「……」
『……いったぁ!!』
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さやちゃき(プロフ) - #TODAYさん» コメントありがとうございます!頑張ります(^^) (2021年9月18日 14時) (レス) id: b8693afb9a (このIDを非表示/違反報告)
#TODAY(プロフ) - 内容から書き方まで全て大好きです…!毎回の更新を心から楽しみにしております。これからも頑張ってください!! (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3e33249399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さやちゃき | 作成日時:2021年8月2日 11時