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まずい離れなきゃ。
間合いを詰めすぎた、殺られる…!!

そう思い離れようとしたけれど、遅かった。








「ぐッ!!」








上弦に首を捕まれる。
首を締めながら上弦は私をそのまま持ち上げた。
地に足が付かない、息が、出来ない。









「君女の子なのに強いんだねえ。こんなに強い女の子は生まれて初めて見たよって首絞めてるもんね。答えられないか」








「このまま殺して、君も食べてあげるからね」笑いながらそう言い、首を絞める力を強くする。

駄目だ、死ねない。このままじゃ…!!
そう思いながら私は上弦の頸に刺さっている刀に手を伸ばす。









「ええ?まだ諦めないの?
無理だよ。君じゃ俺の頸は斬れない」




「ッ…!!あ"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"!!!!」









上弦の言葉を無視し、私は残ってる力全てを込め刀を握った。
すると上弦は深くため息をつき扇を構えた。









「早死でもしたいのかな君は。
はあ面倒だ。両腕を切り落としとこうか……おや?」









扇を構え私の両腕を切り落とそうとしたが動きが止まる。
それと同時に誰かが私の傍にやって来て、上弦の腕を切り落とした。

解放され私が地面に倒れようとした瞬間、別の誰かが私を支える。









「遅くなってすまない温和。一人でよく耐えたな」

「ひめ、じま」




「悲鳴嶼!俺は上弦を追う!!Aのこと頼んだ!」









槇寿郎さんはそう言い捨て姿を消した。

上弦の腕を切り落として私を助けてくれたのは槇寿郎さんだったのか。
ああ、良かった。槇寿郎さんが来てくれた、悲鳴嶼も。隠たちも到着しているのか。
そう理解したのと同時に瞼が重くなる。









「温和!!目を開けろ!温和!!!」


「温和様、温和様!!!
医療班!!全員こっちに!!早く!」









安心したのと同時に体にとてつもない痛みが走る、体が重くなる。
寒い、寒い。ああ、私死ぬのか。

それと同時に頭に浮かぶのは小芭内の姿。









「小芭内………おばな、い」








小芭内の名前を数回途切れ途切れで呟く。

ごめん、小芭内。ごめんね。

目から涙がこぼれ落ちる。
私はゆっくりと目を閉じた。









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彩豊(プロフ) - こんにちは!凄くおもしろかったです!これからどんな展開になるか気になります_:(´ཀ`」 ∠):更新頑張ってください!応援してます☆彡 (2022年10月19日 6時) (レス) @page49 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
りと - めっちゃ好きです♥更新頑張ってください!! (2022年1月24日 21時) (レス) id: 2ccb8f6bcc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんばんは!とても続きが気になり、どうなるんだろうととてもわくわくする面白い作品ですね!続きが読みたいです! (2021年9月29日 0時) (レス) @page49 id: 917c4d3c4b (このIDを非表示/違反報告)
チハル(プロフ) - 続編も楽しみにしてます (2021年9月22日 18時) (レス) @page49 id: e4687a0a1e (このIDを非表示/違反報告)
love - こっっ、こんにちは!すっっっ、好きです!(唐突)更新頑張ってください! (2021年9月21日 16時) (レス) @page48 id: b68826d87c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コンペーと | 作成日時:2019年12月27日 0時

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