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「女の子が全然いないから困ってたんだ、俺は運がいい。
それに君、柱だろう?柱の女の子は久しぶりに見たなぁ。ってあれ?君何処かで…」





「水の呼吸 壱ノ型 水面斬り」









私は瞬時に上弦に近付き頸を狙う。
が、それは簡単に避けられてしまう。

そして上弦は私の頬を掴み、じっと私の顔を見た。









「やっぱりそうだ君、あの時の子供だろう?確か1年くらい前の」

「違う、8年前だ!!糞野郎!!!」


「もー駄目だよ女の子がそんな汚い言葉使っちゃ。
そっか8年前か、俺からしたらついこの間のように感じるよ」








そう言いながら軽々と私の攻撃を避ける。
槇寿郎さんや悲鳴嶼のように力がある訳じゃない、だから私は速さで攻める。









「水の呼吸を使う柱は何度も見たことあるけど、こんなに速い子は君が初めてだなあ」



「ああそう…!」








左腕を斬り、右足を斬る。
そして右腕を斬ろうとした瞬間、上弦は一瞬で私の前を通り過ぎる。

それと同時に私の肩から胸が斬り裂けた。








「ッがは…!!」



「肩を軽く斬ろうと思ったんだけど、ごめんねぇ斬りすぎちゃった」







その場で私は崩れ落ちる。
顔を上げ見てみると上弦は扇を持っていた。

私はあの扇で攻撃されたの?分からない、速すぎて何も見えなかった。
強い、今まで相手にしてきた鬼の中で1番強い。これが上弦。

すると私の真上に無数の氷柱が現れる。








「血鬼術 冬ざれ氷柱」







胸を押さえながら落ちてくる氷柱を避ける。
後ろに感じる鬼の気配、振り向くとそこには上弦と氷で作られた2体の巫女。
そして2体の巫女は吐息を吐き出した。

肺を裂くような冷たい空気。
私が立っていた場所は辺り一面凍っている。私たち鬼殺隊とは相性の悪い血鬼術。

咳き込み口を抑えている私を見て、上弦は口元を扇で隠し笑いながらこう言った。









「息が荒くなってきたね?俺の血鬼術吸っちゃったかな?肺胞が壊死してるから辛いよね」









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彩豊(プロフ) - こんにちは!凄くおもしろかったです!これからどんな展開になるか気になります_:(´ཀ`」 ∠):更新頑張ってください!応援してます☆彡 (2022年10月19日 6時) (レス) @page49 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
りと - めっちゃ好きです♥更新頑張ってください!! (2022年1月24日 21時) (レス) id: 2ccb8f6bcc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんばんは!とても続きが気になり、どうなるんだろうととてもわくわくする面白い作品ですね!続きが読みたいです! (2021年9月29日 0時) (レス) @page49 id: 917c4d3c4b (このIDを非表示/違反報告)
チハル(プロフ) - 続編も楽しみにしてます (2021年9月22日 18時) (レス) @page49 id: e4687a0a1e (このIDを非表示/違反報告)
love - こっっ、こんにちは!すっっっ、好きです!(唐突)更新頑張ってください! (2021年9月21日 16時) (レス) @page48 id: b68826d87c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コンペーと | 作成日時:2019年12月27日 0時

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