死にたがりの手紙 9 ※誤字修正 8/17 14:06 ページ22
再び動き始めた数十秒後傾きと浮遊感が3人を襲い体制が崩れ間隔狭く大きな衝撃が起こった
わずか数秒のことだが､その間に久部は三澄を抱きとめ金属の棚へ当たる衝撃から守り､Aは三澄を抱きとめた久部を更に抱きとめ3人分の重力と共に金属棚へ背中から当たる
衝撃を受けた後､その衝撃か何かで冷凍コンテナの電源が落ちるがAはとりあえず身を起こさねばと2人を起き上がらせ自分も起き上がると三澄が声を上げた
三「冷たっ」
久「三澄さんっAさんっ水っ!」
三「水…」
『キッド!鞄っ!ミコトの鞄』
中「"おいっ大丈夫かっ!?おいどうしたっ、返事しろっ!Aっ!大丈夫か"」
つい頭から抜けていた電話から中堂の声をよそにバシャバシャとキッドを水へつけた三澄が成分を読み上げる
三「――120……これしか分かりません｡トラックごと水の中に落とされました､どこだか探してください」
中「それだけで場所がわかるか」
三「中堂さん頭いいんでしょっ､人に馬鹿って言えるくらい」
中「ﾁｯ」
テンポの良い会話をAは聞き流しながら何かに気づいた久部に声をかける
『どうした?』
三「これっ」
『大沼悟の家に松倉花が監 禁されてる｡あら…切れちゃった』
＿＿＿＿
久「もうダメなんじゃないんですか」
三「酸素が少しでも残ってるうちは死なない」
久「完全に水没したら」
三「息を止めて泳がずじっとしていれば2.3分は保つ､息を失うまでは1分､呼吸停止から3分は心臓は動いてる｡その間に救出されれば助かる見込みはある」
三「人間は意外としぶとい」
久「一人だけ助かった女の子みたいに?」
ライトで照らす久部の言葉に三澄の手が止まる
Aは何の話か分かる訳も無いためガムテープで水の進出を防ぎながらも三澄の言葉を考えていた
『(意外としぶとい…か｡同時に恐ろしく儚いものでもある)』
＿＿＿
水位が胸元まで上がった頃､3人は並んで掴まるようにしていた
久「結構……かなり怖いっすね………死ぬの」
三「法医学の7K､残り3つは結構.かなり.怖い…冗談」
『ふふっ』
久「……肩掴まって下さい」
三「ありがと」
『優男だ六郎が』
三「巻き込んでごめんね…Aも」
久「いえ」
『滅多にない経験だから…』
三「明日お詫びに『美味しいもの食べに行こうよ、ミコトの奢りで』…今言おうと思ってたのに」
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天魔神(プロフ) - 青龍 葵さん» 大変お待たせしました!!本日更新しました (2018年9月14日 17時) (
レス) id: aed4fff229 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 更新はされないんでしょうか？ (2018年9月7日 15時) (レス) id: e202ca34d9 (このIDを非表示/違反報告)
天魔神(プロフ) - Ayameさん» ありがどうございました｡修正させていただきます (2018年3月22日 14時) (レス) id: aed4fff229 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - すみません10でした。「今月は出ませんでした〜」と「遺体が集まるといえば〜 」は中堂さんではなく木林さんのせりふです (2018年3月22日 2時) (レス) id: dda21d32b5 (このIDを非表示/違反報告)
天魔神(プロフ) - Ayameさん» どこが違うのか教えていただいてもよろしいでしょうか？ (2018年3月22日 2時) (レス) id: aed4fff229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天魔神 | 作成日時：2018年3月20日 20時
