死にたがりの手紙 5 ページ18
『眠いなぁ』
三「三毛…」
神「本名はわからずじまい、でもこれを書いたのは本人だと確認されました。該当する捜索願いは見つからないし身元不明のまま送検されるみたいです」
『犯人はどうなるんですか』
三澄と神倉の話に聞き耳を立ていたAは椅子に座ったまま2人に近づいた
神「家主のサトウショウイチ、被疑者死亡で送検」
三「いや、あの部屋は一度誰かに開けられているんです。毛利さんに伝えて資料も送りました」
神「見なかったことにされたんだしょう」
三「え?」
『被疑者の子は身寄りもない様子で死にたがっていて家主の親族が事件を早く終わらせたがっている、警察は重大事件が目白押し。見なかったことにすれば3方丸く収まるってこと』
三「待って…助けてっていう彼女の言葉は生きてる時も助けられずに死んでからも見なかったことにするんですか」
必死な瞳でAと神倉を見る三澄。Aは何も言うこともなくただ苦しそうに悲しそうに微笑み、神倉も顔を険しくさせるだけだった
三「すいません。Aや所長に吠えても仕方ないですね」
所「やれるだけのことはやったよ」
神倉はそう言うと部屋を出て行った。三澄は席に座りデスク横にあるバナナを1本とる
その様子をAは動かず静かに見ていた
三「食べる?」
久「いえ」
暫く無言で重苦しい雰囲気だったがそれを三澄が破った
三「久部君今日バイク?」
久「はい」
三「温泉行こっか。あっ、Aも」
久「…はい?」/『いいねぇ温泉』
三「温泉、気分転換に。あっでもAはどうやって行こう」
『バイク出来てるから大丈夫だよ』
久「…これから」
三「3人で」
260人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天魔神(プロフ) - 青龍 葵さん» 大変お待たせしました!!本日更新しました (2018年9月14日 17時) (レス) id: aed4fff229 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 更新はされないんでしょうか? (2018年9月7日 15時) (レス) id: e202ca34d9 (このIDを非表示/違反報告)
天魔神(プロフ) - Ayameさん» ありがどうございました。修正させていただきます (2018年3月22日 14時) (レス) id: aed4fff229 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - すみません10でした。「今月は出ませんでした〜」と「遺体が集まるといえば〜 」は中堂さんではなく木林さんのせりふです (2018年3月22日 2時) (レス) id: dda21d32b5 (このIDを非表示/違反報告)
天魔神(プロフ) - Ayameさん» どこが違うのか教えていただいてもよろしいでしょうか? (2018年3月22日 2時) (レス) id: aed4fff229 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:天魔神 | 作成日時:2018年3月20日 20時