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あ
A「ねぇ、壱馬」
壱馬「ん？」
A「私壱馬に会えて幸せだよ」
壱馬「っ俺もやで。Aと出会えて良かった。」
A「ずっと一緒にいたかったな･･･」
壱馬「俺も」
A「壱馬、私のこと忘れていいからね」
壱馬「えっ」
A「私ね壱馬には幸せになって欲しいの」
壱馬「そんなん俺もAには幸せになって欲しい」
壱馬はAを抱きしめた
壱馬「俺はAがおらな幸せになんてなれへん」
A「 か、ずま、怖い、怖いよ」
初めて見せたAの弱音。そして、涙
壱馬は優しくAの頭を撫でながら抱きしめる腕を強めた
A「壱馬に会えなくなるのも辛いし、大好きなみんなに会えなくなるのも辛いの」
壱馬「俺もAに会えんくなるの辛い」
A「ねぇ、壱馬、好き、だったよ」
壱馬「俺はずっと好きやで」
A「私のことは気にしなくていいからね」
壱馬「俺は、この先A以外の人を好きになることはないから」
A「壱馬がね、私のことを気にして恋愛出来なくなるのが一番嫌なの」
壱馬「A･･･。でもな、俺はA以上に好きになることはないよ」
A「ほんとに･･･？」
壱馬「ほんまやで。絶対Aのこと復活させて告白しに行くから」
A「ありがとう」
壱馬「待っててな。絶対戻すから。A、好きやで」
A「待ってるね。私も、壱馬のことが好きです」
観覧車も終わり、いよいよ最後の時間に
A「壱馬、今までありがとう」
壱馬「こちらこそありがとう」
A「壱馬に出会えてよかった」
壱馬「俺も」
A「壱馬、」
Aは壱馬に抱きついた
壱馬は驚きながらも、優しく抱きしめ返した
A「好きだよ。さっきは私のこと忘れてって言ったけど、やっぱり忘れて欲しくない･･･」
壱馬「忘れるわけないやろ。こんなに好きやのに」
A「やだな、泣くつもりなんてなかったのに･･･。最後くらい笑って終わろうと思ってたのに」
Aの目から大粒の涙がこぼれ落ちた
壱馬は強くAを抱きしめた
あ
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作者名：カエ | 作成日時：2021年2月27日 22時
