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56話 ページ6

その後、伊黒が駆け付けたがまぁまぁネチネチしていて。


「ふぅん、そうか、ふぅん。陸ね、一番下だ、上弦の。
陸とはいえ上弦を倒したわけだ。実にめでたいことだな。陸だがな」


Aは苦笑いで目の前の伊黒を見ていた。


「褒めてやってもいい」


相変わらずの上から目線だが。


「いや、お前から褒められても別に…」

「そうですよ!!」

「随分遅かったですね」

「おっおっ、遅いんですよそもそも!来るのが!!おっそいの!!」


宇髄は慣れているのか、はたまた相手する体力がないのか。

簡単に返しているが、妻たちは違ってて、蛇の鏑丸からの威嚇にも騒いでいた。


『まぁまぁ、どっちもそのくらいに』


Aが仲裁に入るが、相手は伊黒。

睨んできた。


「左手と右目を失ってどうする。たかが上弦の陸との戦いで。
復帰までどれだけかかる、その間の穴埋めは誰がするんだ」


伊黒の言う通り、この戦いで宇髄は片腕片目を失くした。

それでも、普通に立って会話している辺り、人間やめてる選手権に優秀な成績を修められると思う。

そんな選手権ないと思うけど。


「俺は引退する。さすがにもう戦えねぇよ。
御館様も許してくださるだろう」

「ふざけるなよ俺は許さない。
たたでさて若手が育たず死にすぎるから、柱は煉獄が抜けた後空席のまま。
お前程度いないよりはマシだ、死ぬまで戦え。
石黒だって柱に戻ってきてもいいだろう、なぜ戻らん」

『だから私は柱じゃないし、柱にもならないし。
何なら私の後釜はちゃんと育ってるし』

「何?」

「それに、若手は育ってるぜ。確実に。
お前が嫌いな若手がな」


少し黙り込んだ伊黒は、目を見開いた。

誰か分かったのだろう。


「おいまさか、生き残ったのか?この戦いで」


Aがそちらに顔を向ける。

善逸や伊之助、禰豆子を抱きしめる彼。


「竈門炭治郎が」

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やぁと(プロフ) - 柚葉さん» コメントありがとうございます!優しい彼を描けて良かったです。ラストはすごく悩んでできたシーンなので、涙を流していただき感無量でございます。ここまで長々とお付き合い頂きありがとうございました!またの機会がございましたらよろしくお願いしますm(*_ _)m (2021年11月25日 20時) (レス) @page49 id: a03889f26b (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 完結おめでとうございます!実弥さん推しの私ですが、こんな実弥さん大好きです!ラストは涙流しながら読みました。 (2021年11月25日 19時) (レス) @page50 id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
やぁと(プロフ) - 金平糖さん» 再びコメントありがとうございます!どうにか無事に完結を迎えられました!感動的なラストを金平糖様にお届けできて幸いです。長々とお付き合い頂きありがとうございました!またの機会がございましたら、その時もどうぞよろしくお願いしますm(*_ _)m (2021年11月25日 17時) (レス) @page50 id: a03889f26b (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - 完結おめでとうございます。最後の最後でどばーーーっと涙が… 本当に、完結おめでとうございます! (2021年11月25日 17時) (レス) @page50 id: 63ca64d519 (このIDを非表示/違反報告)
やぁと(プロフ) - 実弥&左馬刻&勝己LOVEさん» 原作とはかなり性格違ってるのでは?と申し訳ないと思いながら書いてるのですが、喜んでいただけて幸いです。これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2021年11月14日 23時) (レス) id: a03889f26b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やぁと | 作成日時:2021年10月27日 17時

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