かまってください亮介先輩−2−【ダイヤのＡ】

▼かまって＿45 倉持side ページ22

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俺だって好きなやつの変化に気づかないほど鈍感じゃない。





倉「ようA！」





「っひゃ！よ、洋一くん！おはよう！」





倉「今日、なんか様子オカシクネ？ヒャハッ」





なんか無理に元気っつーか、笑顔作ってるっつーか。





「なんでもないよ…！」





こいつ…



そんなこと言ってる割には一気に表情暗くしやがって。





倉「まさか…亮さんとなんかあったのか？」





「そんなまさか…！まさかすぎるよ！」





やっぱそんなまさかがあったんだな。



でもまあ聞き出すには最適の場所。



朝練の片付けしてるAが倉庫にいるときに声をかけたから今は倉庫。





倉「俺のこと、好きな女の変化もわかんない男だと思ってる？」





「そんな…！………って痛っ」





まあ軽く壁に押しやったからんな痛くねえはずだけど。





倉「これで逃げらんねえな？で、なにがあった」





「それは…」





まあいいけどよ。亮さんのことってのはもうわかった。



俺、昨日あんな威勢いいこと言っといて結局こうか。





倉「なにがあったかはもう…詳しく聞かねえ。けど、俺はやっぱ好きな女が辛い思いしてんの見てらんねーや」





言うんだ。ここで一歩下がるのも優しさ…だよな。





倉「A…頑張れ。俺は応援してるからな。亮さんと…ぶつかってこいよ」





精一杯の笑顔で。やっぱ最後はかっこよくいたいしな。









Aの目に映った男としての俺が…今までで一番かっこよく映ってますように。









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