20story「私の“個性”」 ページ22
・
私はこのテストで“本気の力”を出していなかった事が相澤先生にバレて、私だけ一から記録を取り直すことになった…。
チ『…。;;』
私は、この自分の個性が“好きじゃない。”
だから、私はなるべく“この力”を使いたくないんだ…。
そんな事を思ってると、相澤先生から記録用のボールを投げられた。
相「…いいぞ。投げな
勿論……
“本気”でな。」
何か企んでいるような悪い笑みを浮かべながら、
相澤先生はそう言った。
みんなが見てる中で緊張しながら、両目を閉じる。
チ『…っ。;;(大丈夫、大丈夫、大丈夫…っ！！;;)』
私は円の中で小走りに走って、一気に前に体重をかけて…思いっきりボールを投げた瞬間…！！
私は“片方が赤くなった目を開いた。”
するとその瞬間、
『『ボォォォォォオン！！！』』
全「「「「っ？！？！;;」」」」
相「…！？;;」
凄く勢いが強い突風と、ありえないぐらいに飛ぶボールに、全員が驚いて注目した。
『ピピッ…』』
相「…香風。;;」
チ『…』
私は唾をゴクリと飲む…。
そして先生は、今の記録を見せた…。
緑「…っえ…？」
爆「……っなんだ…、今の…？;;」
轟「……ッッ！！！！;;」
麗「…せ、1007,5m…！？;;」
百「こんな記録…、さっきまでは…。;;」
耳「…。;;」
？「な、なんだなんだ！？何が起きたんだ！？;;」
？「今のホントにあの子がやったの！？;;」
？「マジかよ…！？;;」
色んな各場所で、驚きの声が上がっている…。
そりゃそうだ。こんな身長や体が小さくて、
弱々しそうで力が無さそうな女の子が、ボールを1000m飛ばしたんだ…驚くのも無理もないです…。
チ『…ッ…。(初っ端から飛ばしすぎたかな…。;;)』
相「香風！次の種目やれ。」
相澤先生にそう言われたので、断わりたい言葉を呑んで、私はうなづいてそそくさと違う競技に移った。
チ『…分かりました。;;』
“ズキズキと痛む頭を我慢して…。”
next⇒
21story「何者…？」→←19story「彼女の本気…？」出久視点
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
燐咲 - 宇田川が宇陀川になってます！！！！！！！！！(^^; (2019年3月5日 21時) (
レス) id: 4a651571f9 (このIDを非表示/違反報告)
k-l - イゼッタ様 ふっふっふ……よく分かりました(・∀・)ニヤニヤ (2018年10月17日 7時) (レス) id: 59a7fef90e (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - 作者の好みはクーデレと見た。 (2018年10月17日 0時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
k-l - 受験勉強辛い…(泣) (2018年10月11日 17時) (レス) id: 59a7fef90e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2018年9月28日 22時
