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第二十二話 用務員 ページ28




「それも驚きだけどそうじゃねぇだろ」


「何した、オマエ中学で何した」


野薔薇ちゃん&虎杖くんコンビがそっぽを向いたままの伏黒くんの顔をわし掴む。


『あの頃の伏黒くん、荒れてたからなぁ…』


不良の一人や二人くらい子分に従えててもおかしくなさそうな感じだったもんなぁ。


中学時代の伏黒くんを思い出して、つい遠い目をしてしまう。お姉ちゃんも結構心配してたもん、伏黒くんのこと。


「Aさんは伏黒くんと長いんでしたっけ」


『そこそこですかね。おにい…五条先生との方が長いですけど』


「おに?…そーいや、Aさんも伏黒くんも大分早い段階からスカウトされてたって聞いたことあるっス。神童が2人もいて、今年の1年は豊作っスねぇ」


私と新田さんが話している横で、伏黒くんとコンビ(略称)がわちゃわちゃやっている。


いつの間にかバカĄ・バカBと名付けられていた不良中学生も含めて、大分騒がしくなってきた。


ん、これ大丈夫かな??先生とかに注意されない???


もうちょっと声抑えた方が良いんじゃない、と注意しようとした、そのとき。


「コラ!!何だ、君たち!!他校の生徒が勝手に入っちゃいかん!!」


ほらぁ!おじいちゃん来ちゃったよー!見事にフラグ回収したの私だけどね!なんかごめんなさい!!


「あ”あ”ん!?あんたこそ何よ!?」


「用務員さんだろ…」


『野薔薇ちゃん落ち着いて!バカA・バカBよりよっぽどガラ悪い不良みたいになってるから!』


冷静に諭す虎杖くんと一緒に、用務員さんの胸ぐらまで掴んじゃいそうな勢いの野薔薇ちゃんを止める。


その間に新田さんが入校証を用務員さんに提示してくれた。


「ああ、君たちが。入校証は首にかけといてもらわないと困るよ」


「すみません…」


「それにしても、皆若いな…」


用務員さんがグルリと私たちの顔を見回した。


まあそりゃ花の高校生4人組ですし!(謎)保護者役の新田さんも20代前半っぽいもんな。


うんうん、と意味もなく力強く頷いていると、用務員さんの目がウニ頭を見て止まった。


「!伏黒くんか」


いや頭で覚えてるの、用務員さん!?確かに特徴的なウニ頭だけどね!?


「…ども」


「覚えられてるぅ〜↑↑」


コンビ(略称)が明らかな煽り顔をする。ちょっと前から思ってたけど、この2人、煽りスキル高くない??


あの伏黒くんがいじられキャラに甘んじているなんて、なかなかの強者たちかもしれない…。


第二十三話 八十八橋→←第二十一話 中学


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設定タグ:狗巻棘 , 呪術廻戦 , 五条悟   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ルルリィ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年2月2日 23時

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