プロローグ ページ1
*
『さぁて、新しい同級生はどんな子たちかな〜』
ググッと伸びをしながら、久しぶりに着た制服に胸がいっぱいになる。それと同時に、新しい仲間に会える喜びを噛みしめた。
「何せ僕の教え子だからね、面白い子たちだよ。ま、ちょっと問題児ではあるけどね」
『お義兄ちゃんには言われたくないんじゃない?』
クスッと笑うと、隣を歩いている義兄が28歳には似合わない膨れっ面をする。いやそれも似合っちゃうのがちょっと癪に障るけどね。
「失敬な!僕は無遅刻無欠席な優等生だったさ」
『噓つけ』
べっと舌を出す。お義兄ちゃんは素知らぬ顔で口笛を吹いた。
新しい同級生は、確か二人。特級呪物の両面宿儺の指を食べちゃった男の子と、釘と藁人形を持ち歩いてる女の子だったはず。いやそれだけで面白そうだよね!ぜひ会ってみたい!!今まで同級生って伏黒くんだけだったし、女の子が増えたってことが一番嬉しい!
『ワクワクするなぁ!ねぇ、今って姉妹校交流会中だよね?』
「そうだよ。っていっても、昨日一悶着あったせいで保留中だけどね。今頃、みんな一緒にいるんじゃないかな」
『保留中!?まさか中止にならないよね!?』
思わずお義兄ちゃんに詰め寄る。お義兄ちゃんはお得意の含み笑いを浮かべると、チッチッと舌を鳴らした。
「まさか。やるさ、あいつらがやりたがればね。一生に一度きりの青春の楽しさは保証される権利がある」
義兄の言葉に、ほっと胸を撫でおろす。
だって、ただでさえ遅れての登場なのに、交流会にまで参加できないなんて悲しすぎる!!
私は大きく拳を振り上げると、「よーしっっ、京都校の連中、ボッコボコにしてやるぞぉ!」と叫んだ。
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今日の名言or名場面
五条「強くなってよ。僕に置いていかれないくらい」
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