〜jaejoong〜約束　８

果てしなく続く夜へ ページ30

オフロ上がりに２人でビールを飲みながらソファーに座って話をした


「この１ヶ月、みんなと同じ仕事しながら、
一人だけレコーディングにダンスレッスンしてたの？」

「うん。すっごくハードだった〜」

「辛くなかった？」

「辛くはないよ〜。疲れた時はあったけど、Aの顔みたらそれもすぐ飛んでいったし」


・・・・


「ジェジュンって、ほんとアレだね」

「なに？」

「サラッとそんな事言って今までいっぱい女の子泣かせてきたんだろうね」

「そんな事って、なにか言った？」


・・・・分かってないのか


「女の子泣かせてきたってどういう意味？
Aこそ、彼氏いない歴３週間で俺と付き合ったくせに」


・・・覚えてたんだ


「ジュンスと自転車２人乗りしてショッピングは行くし、
メンバーに手料理は振舞うし、俺としたことない事ばっかしてるじゃん」


「ジェジュンが私をほったらかすからいけないんじゃない？」

「えーー！Aのために頑張ってたのにそういう事言うの？」

「そんなの知らなかったもん」

「でももう分かったんだから、もうダメ」

「なにが？」

「浮気！」

「はぁ〜？あれのどこが浮気なの？」

「どう考えても浮気じゃん！」

「私を元気づけようとしてくれたメンバーにも失礼だよソレ」

「男はみんなオオカミなの。Aは分かってない」

「オオカミって・・笑。しかもメンバーだし」

「だから、メンバーも男だっていつも言ってるじゃん」

「あんなオオカミになら襲われてもいいな〜」

「・・・・・」


・・・言いすぎた？


無言で持っていたビールをサイドテーブルに置くと、私の持っていたそれも取り上げて置いた


そして、ひょいっと私を抱き上げてベッドに運ぶ


・・・・・・


ＪＪ「・・・言って」

私を見降ろしながらいきなり言った


A「なにを？」


それには答えずに唇が重なる


唇を離すと、もう一度言った


「言って・・・Aの気持ち」


キラキラ光る彼の瞳に私が映っている

この瞳には今私しか見えていないんだと思うと

胸の奥から湧き上がる感情を抑えられなくなった

そして、ありのままの気持ちを放った


「愛してるから、、抱いて」


フッと満足そうな笑みを浮かべると


果てしなく続く夜へと、私を導いて行った

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