〜jaejoong〜約束　Hello Baby編

痛い、痛い、痛い ページ6

A「痛い・・・痛い・・・痛い・・・」


最初よりもずっとずっと強くなった痛みに
体を横にしてうんうん唸るしかなかった


だけどまだ１５分間隔
だけどこれ以上痛くなったら歩けない
だからもう病院行きたい


そう思って病院に電話をしたけど

「１５分間隔ならまだまだですから、５分間隔になってから来て下さいね」

と、言われてしまった


１０月１日PM2:15


一体いつになったらその５分間隔ってやつになるんだ！


痛みとのほほんとした対応の看護師さんに
苛立ちと怒りを感じてしまう


その時携帯が鳴って
ようやくジェジュンから掛かってきた


A「もしもし・・・」

JJ「産まれた！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？」


耳をつんざくジェジュンの
叫び声に近い、興奮した声


A「まだ・・・でも痛い」

JJ「だ、大丈夫！？先生なんて！？」

A「陣痛が５分間隔になってから来てって・・・」

JJ「え、じゃあまだ家なの！？」

A「うん・・・やっと１５分間隔になったとこ・・・」

JJ「ちょ、声死にそうなんだけど、だいじょぶ！？」

A「大丈夫じゃない。痛い〜〜〜〜〜〜」


優しいジェジュンの声に
ついつい弱音を吐いてしまう


「大袈裟ね」って、お母さんの笑う声がしたけど
横目で睨むとどこかへ消えた


JJ「そんなに痛いならもう病院行ったら？」

A「でも電話したら、まだダメって・・・」

JJ「えぇ〜〜〜！？俺が電話してみようか？」

A「いいよ・・・きっとまだダメって言われるだけだから」

JJ「そんなこと言って、いきなり産まれたら責任取ってくれるの！？」

A「・・・どうだろう」


いきなり産まれることなんて有り得ないと分かってるから
５分間隔になるまで来るなと言ってるんだろうけど

初めての経験な私たちには
そんなこと冷静に考える余裕なんてなかった

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