〜jaejoong〜約束　５３

充電切れ ページ39

出た！！


当たり前だけど、ジェジュンの声にあたふたしてしまった


A「も・・もしもしっ」

JJ「・・・うん」


あたふたする私とは対照的に
ジェジュンの声は落ち着いていた


A「あ、あの・・・元気？」

JJ「・・・どこ？」


私の質問を無視して、いたって普通に
まるで昨日も話したみたいに
別れてなんかいないみたいに

普通に聞いた


A「え？・・・あ、今」


プツッ

シーーン


え！？


いきなり切れた


な、なんで！？


耳に当てていた携帯の画面を見ると


真っ暗


ウソ・・・


昨日ジュンスと話して以降
一度も充電をしていなかった携帯


置物になっていたから
充電するのを忘れていた


信じられない

こんな時に充電切れ


どうしよう！！

取りあえず家に帰って充電！！


ルルちゃんのリードを両手で持ち直して
早足を小走りに変えて

小雨だった雨が少し強くなってきた


ルルちゃんと一緒に濡れながら走って
外灯が雨を照らして
ようやく実家が見えてきた時


足が止まった


横顔だけど
黒のフードを被ってうつむいてるけど

ほとんど顔は見えないけど


私には分かる


ジェジュンだ


ジェジュンが

そこにいた

いつだって君に→←会いたい

ラッキーアイテム

革ベルト

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