〜jaejoong〜約束　５３

泣き顔 ページ14

雨の音で目が覚めた


いつの間にか眠ってしまっていたらしく
ベッドの横のデジタル時計はAM9:00になっていた


それでも１時間ぐらいしか寝てないのか


体を起こすとまだ頭がぼーっとして
しばらくそのままでいると
ドアの開く音


え！？


顔を上げると、ジェジュンがドアから入ってきた


な、なんで！？


驚きすぎて声の出ない私の足元に
ゆっくりと腰を降ろした


JJ「起きた？お腹減らない？」

まるで何ごともなかったかのように普通に聞いてくる


JJ「雨降ってるからさ〜、楽屋入りするまでにちょっと２人で外歩きたくない？」

今度は窓の外を見つめて言った


え！？・・・ここどこ？


状況が把握できず、やっぱり声の出せない私


JJ「・・・まだ眠い？なら起こしてあげようか？」

チラッと私を見て、色っぽい瞳で誘う


A「・・・・・」

JJ「あっは、ウソだって。起きて、あの傘持ってきといてよかった」


ここで気付いた


これは夢だ


ジェジュンと私は別れてなくて
今全国ツアーで地方に来てるんだ


ジェジュン


呼びたいけど、声が出ない

目の前にいる彼は、窓の外をじっと見つめて
雨の音を聞いているようだった


JJ「濡れたらユノに怒られるかな・・・チャンミンにはまた呆れられそうだし・・・
ユチョンは笑ってくれるけど、ジュンスは僕も一緒に行きたかった！って言うかも。あはっ」


ひとりごとのように言って、ひとりで笑ってる


声が出ないから手を伸ばして触れようとした時
顔を私の方に向けた


その顔を見て手が止まる


ジェジュンが泣いていた

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