終わり ページ49
JJ「ずっと変だなって気付いてたから、今のままじゃ結婚は無理だって分かってた」
長い沈黙をやぶったのはジェジュン
その声は本当に落ち着いていて
会ってない間に悩んで考えて、結論を出したような気がした
JJ「無理だって思いながら結婚式の話とか、Aを急かすようなことしてごめん。
余裕がない俺でごめん・・・Aが安心して傍にいれる俺じゃなくて本当にごめん」
どうしてジェジュンが謝るんだろう
謝らないで
思ってるのに、どうして声が出ないんだろう
黙ったままの私に、落ち着いた声のまま言った
JJ「顔も見ないで声も聞かないで、離れてみてどうだった?ホッとしてた?それとも・・・少しは寂しかった?」
A「・・・正直に言っていいの」
ようやく返事をした私に、一瞬黙った
ほんの一瞬黙って、また言った
JJ「うん・・・って、もうそれが答えじゃん」
A「・・・え?」
JJ「正直に言っていいのって聞くってことは、全然寂しくなかったってことじゃん。
俺と離れて、気持ちが楽だったってことでしょ?」
A「・・・・・」
どうだろう・・・そうなのかな
確かに寂しくはなかったけど、ジェジュンがいないから気持ちが楽なんて
私は本当にそうだったのかな
分からない
でもジェジュンの声が【そうだ】って言い聞かせてるみたいに感じる
JJ「A・・・どうしたい?」
まだ自分の中で答えが出ないまま聞かれたから
どうしたい?って、その言葉の意味もよく分からず
何故かその時カラオケで見たあの女の子たちの顔が浮かんで
ぽつんとつぶやいてしまった
A「戻りたい・・・」
JJ「・・・いつに?」
A「ただのファンだった頃・・・」
ジェジュンが黙った
今度の沈黙はさっきよりもずっと長く、重く
そしてそれをやぶったのもやっぱりジェジュン
JJ「戻る?」
その短い言葉に
私はまたつぶやく
A「ごめん・・・」
こうして
私たちは終わった
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naepon(プロフ) - どうも~。この回?本当に好きなんです。あたしの何もない自分に対しての虚しさみたいなのと、そんなあたしに気づいてるジェジュンが… 次いってきます。 (2014年1月25日 22時) (レス) id: 611870be34 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 知っててもドキドキー!この緊張感がたまりませーん、ジュエルさまー!笑 (2014年1月18日 16時) (レス) id: 9b5e4c6095 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - ジュエルさん、また読んで泣いてます←何度目か分かりません(^_^;) (2012年10月13日 22時) (レス) id: 94f9ff86ee (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - ええええ!!ちょっとびっくり。でもこうゆう展開もありですね。おもしろいです (2011年2月27日 18時) (レス) id: 3dc2dad175 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 久しぶりに読んでます!こういう展開になるなんて・・・でも私の気持ちがわかります。何も無い自分が今のままでいいのか?何となく過ごしてる日々に戸惑う気持ちが焦りになる事ってありますよね。少し離れて時間が必要ですね・・・ (2011年1月16日 16時) (レス) id: 04d5f195a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジュエル