予約 ページ46
夜ごはんはサムギョプサル
傾く鉄板の上で肉やキムチを焼いていると
ユンさんが言った
ユン「私来週進級テストなの・・・だからしばらく遊びに行けないかなぁ。
学校終わっても居残りで勉強しないと。」
A「そうなんだ。じゃあ私そろそろ帰ろうかな」
ユン「え、そういう意味じゃないよ。いてくれていいの、全然。ただ試験終わるまで遊べないっていうだけ」
A「うん分かってる。でももう1週間近くもいるし・・・そろそろ帰らないとって思ってたし。」
サンチュに肉とキムチを乗せながら話す私に
ユンさんが恐る恐る、といった感じで聞いてきた
ユン「帰るのって・・・ジェジュンさんのところだよね?」
A「・・・それ以外にどこに帰るの?」
目を丸くして言った私に、体中の力が抜けた感じで
はぁ〜っと息を大きく吐いた
ユン「よかった・・・ジェジュンさんのところには帰らないって言ったらどうしようかと思った・・・」
A「あはは、心配しすぎだよ〜。食べよ、はい」
ユン「あ、ありがとう」
私が包んだサンチュを受け取り、美味しそうに食べるユンさんを見ながら笑っていたけど
心の中は罪悪感でいっぱいだった
私は本当にジェジュンの元に帰るのかな
まだ自分でも分からなくて
帰るのが怖い気もしていた
家に戻って、朝から遊び過ぎで疲れていた私たちは
早々と「おやすみ」と言い合って寝室に入った
明日の朝、飛行機の予約を取ろうか・・・
まだ帰りたくないな
一人で出掛けられるし、もうしばらく居候させてもらおうか
でもジェジュンに連絡はしないと
どんな声で電話に出て、どんな顔で話すんだろう
疲れてるのに、なかなか寝付けなかった
真夜中、3時過ぎにトイレに立った時
ユンさんの部屋から明かりが漏れていてそっと覗くと
勉強をしているユンさんの姿が見えた
疲れたから寝るって言ってたのに・・・
やっぱり明日飛行機の予約を取ろう。
勉強するユンさんの姿に胸が痛んで
やっぱり羨ましく思ってしまう
次の日、起きてすぐに取った飛行機は
その日の昼過ぎの便
仁川から羽田
いよいよ日本に帰るんだな
パソコンの画面を見て、ドキドキした
ラッキーアイテム
革ベルト
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naepon(プロフ) - どうも~。この回?本当に好きなんです。あたしの何もない自分に対しての虚しさみたいなのと、そんなあたしに気づいてるジェジュンが… 次いってきます。 (2014年1月25日 22時) (レス) id: 611870be34 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 知っててもドキドキー!この緊張感がたまりませーん、ジュエルさまー!笑 (2014年1月18日 16時) (レス) id: 9b5e4c6095 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - ジュエルさん、また読んで泣いてます←何度目か分かりません(^_^;) (2012年10月13日 22時) (レス) id: 94f9ff86ee (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - ええええ!!ちょっとびっくり。でもこうゆう展開もありですね。おもしろいです (2011年2月27日 18時) (レス) id: 3dc2dad175 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 久しぶりに読んでます!こういう展開になるなんて・・・でも私の気持ちがわかります。何も無い自分が今のままでいいのか?何となく過ごしてる日々に戸惑う気持ちが焦りになる事ってありますよね。少し離れて時間が必要ですね・・・ (2011年1月16日 16時) (レス) id: 04d5f195a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジュエル