忘れ物 ページ6
翌日、1週間有給を取っていた私は今日まで休み。
仕事に行く彼を見送り、ひとつ、ひとつお土産を並べて
誰に渡すかおさらいしているとよっしーが来た
「A〜!お帰りーー!」
いつものようにインターホンも鳴らさずにいきなり入ってくる彼女
「ただいま〜。お腹の赤ちゃんは順調?」
「めちゃくちゃ順調!あ、マカデミアンナッツはいらないからね!」
ツワリがひと段落した彼女は、ただいま猛烈な食欲とダイエットと格闘していた
「お茶入れようか?」
「うん、お願い〜。彼は?仕事?」
「うん、さっき行ったとこだよ。あ!よっしーにジェジュンからもお土産あるんだった」
「ほんとに〜?なに?」
「直接渡したいからって預かってないよ」
「そうなんだ、楽しみにしとこう♪」
2人で熱いお茶を飲みながら、
よっしーの赤ちゃんに買った小さなベビードレスやベビー服を見て盛り上がっていると、携帯が鳴った
ディスプレイには「ユチョン」と出ている
「もしもし?」
「あ、A?俺だけど」
「ジェジュン?どうしたの?」
「携帯忘れたーー!多分寝室にあると思う」
「ちょっと待ってね」
寝室を確認すると、ベッドの下にそれが落ちている
「あ、あったよ。どうする?取りに来れる?」
「今日遅くならないと取りに行くのは無理だから〜・・」
「私が宿舎に届けようか?」
「何時に帰れるかわっかんないんだよ〜」
「じゃあ、どうする?携帯ないと困るよね?」
「うん・・・あのさ、ほんっとに悪いんだけど、届けてくれない?」
「え?どこに?」
「今から雑誌の撮影なんだけど、場所言うからメモして」
彼に聞いたその場所は、電車で40分ほどのところにあるスタジオだった
「わかる?」
「多分大丈夫」
「じゃあ、近くまで来たらユチョンの携帯に電話して」
「うん、分かった」
電話を切り、よっしーにそれを告げると、自分も行くと言いだした
「そんな現場見れるなんてめったにないじゃん!なんか面白そう♪」
すでにもう靴を履いてる
妊婦の彼女のため電車はやめて、よっしーの車を私が運転して向かうことにした
ラッキーアイテム
革ベルト
408人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
naepon(プロフ) - どうも~。ユンさん好きだなぁ…ここに出てくる人はみんな、好きだけどぉ♪次いってきます! (2014年1月22日 12時) (レス) id: 611870be34 (このIDを非表示/違反報告)
かーり(プロフ) - ジュエルさん» 相変わらずの面白さでございました。Part11行ってきまーす☆ (2014年1月8日 23時) (レス) id: 7acf49eef3 (このIDを非表示/違反報告)
ジュエル(プロフ) - ちゅのさん ありがとうございます!久しぶりにここ覗いたら、嬉しいコメントがまだ残っていて感激しています。涙してくれてありがとう(泣) これからもどうぞよろしくお願いします! (2010年5月24日 11時) (レス) id: 025ad835cb (このIDを非表示/違反報告)
ジュエル(プロフ) - きのんさん 初めまして!お返事遅くなってすみません><; 一気読み御苦労さま&ありがとうございます!^^本当に嬉しいです。もう20まで進んでしまってますが、ぜひまた来てくださいね!^^ (2010年5月24日 11時) (レス) id: 025ad835cb (このIDを非表示/違反報告)
ジュエル(プロフ) - ありかさん お返事遅くなりました><; そう言ってもらえると、続けていいんだって思えて嬉しいです。ありがとう^^ 私も皆さんのコメントで幸せな気持ちです。感謝してます!^^ (2010年5月24日 11時) (レス) id: 025ad835cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ジュエル