もう、忘れよう。

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七｢私と結婚を前提に付き合ってください。｣

改めて言おう、とても嬉しいです…。

でも気になることが1つ…。

貴｢け、結婚っ？｣

野薔薇ちゃんの方に首を向けるよりにも早く｢だ、大胆…。｣と呟いてる。


貴｢付き合ってもいいですか…？｣


ミラー越しに七海さんと目が再度合う。か、かっこいい…。

七｢…貴女じゃなくちゃ駄目なんです。｣


好きで好きで大好き…。


貴｢ふつつか者ですが、結婚を前提によろしくお願いしますー。｣


七｢こちらこそ。｣


目をミラー越しで合わせて笑っていると、

釘｢窓開けて、伊知地さん！空気甘くて吐きそうだわ！砂糖かよ。｣

甘ったるいと吐き捨てて、｢恋人が出来てもAと私、親友だからね。｣と目をウルウルさせてくる。


手をガシッと掴んでくる。


いた、痛い……。


けどウルウルしてくるから手を離せない…。可愛いな、ほんとに。


貴｢うん、そうだね。｣


あ、そう言えば……。


1つの疑問が浮かんだ。


貴｢そう言えば…どうして野薔薇ちゃんは車に乗ってたの？｣


そう言えばあっけらかんと｢任務だったのよ、その帰り｣と答えた。

な、なるほど…。

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