もう、忘れよう。

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貴｢……病室に戻った後も皆が怖くて。


もう生きててもいいことなんて無いから、死んじゃおうかななんて思ってた。


お父さんとお母さんの所に行きたい…。

もう疲れたのって…。

あと1つの大阪のチームは……1番行動的だったな。

胸ぐらを掴まれてるし、いきなりドアをすごい勢いで叩いてくるし……。


まるで『暴力団みたい』って怖かった。


胸ぐら掴まれて前から言っていた5チームからも囲まれて…。


愛ちゃんに謝れって……！


泣いてるだろって……！


じゃあ、私は！？


愛ちゃんを庇って生死をさまよったのに、

私に対して心配してくれる声なんて1つも無かった！


私が入院したのも知らなかった癖に!!


怪我したのも知らなかった癖に!!


なのに愛ちゃんは膝を擦りむいたくらいで更にチヤホヤされて！！


ふざけないでよ!!

私は庇ったのは無駄だったの！？


私が愛ちゃんを庇ったのは無駄だったの！？


私がどんな思いで耐えてたか!!


笑いかけられるのも!!

親切にされるのも!!

愛されるのも!!

大切にされるのも!!


愛ちゃんだった!!


私は!!

愛ちゃんがきてから


笑いかけられなくなった!!


親切になんてしてくれない!!


愛してくれない!!


私の扱いは段々と雑になって!!


おかしいのよ！



お、かしい、って思っ、て…。｣

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