闇を祓って【東京リベンジャーズ・呪術廻戦】

episode2 ページ3

橘「こら！人の宿題写したら自分のためにならないでしょ！」








私のノートを横からヒョイ、と持った私のクラスメイト。








貴「ごめん、私が見せるって言ったんだよ。許してよ、ヒナ。」




橘「うん、許す！」









兼私の大親友でもある。









いつの間にか教室に来たらしい。目の前で私の仲良くしてる友人に堂々と「ダメ」と言える正義感？ってすごいと思う。









モブ2「ちぇっ、ヒナに言われたらしょうがないな。自分で真面目にやるかぁ………。」








橘「英語の宿題教えることならできるよ。ね、A。」









私の方を見て笑うヒナ。今日も眩しい、流石他校まで男子が態々見に来ることはある。









貴「うん、そうだね。じゃあ早速やろっか。HRまで時間ないし。」









私の一言にモブ2は「ええっと………早速だけどここがね、…………。」とヒナにノートを見せ始める。当然私にも。









橘「あっ、ここはね…………。」





貴「私そこいい覚え方知ってるよ。」







彼女に近づくとヒナが居る方の教室の隅に黒い生き物が私の目に映る。







あぁ、またいる(・・)のか。この頃ほぼ毎日あそこにいるな。








よく見てみるとその生き物は黒いだけでなくてたまに「ギギ…………」と鳴いてることがわかる。









体全体は虫みたいで大きさは私の半分もあるんじゃないかと思うくらい大きい。








普通あんなのが教室にいたら間違いなくパニックになるだろう。









視えてたら、の話だけど。









あれは一般の人(パンピー)に視えない……いや視えちゃいけないものだ。








あれは、呪霊。

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