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#04 ページ5

Aside

ふと隣を見ると、黒服の人達が不抜けた顔をしてこっちを見ていた。

A「あ、ども。」

一応礼をしておいた。
その時、

ヒュン ドゴォ

目の前を物凄い速さで何かが飛んで行った。
飛んできたものは…傘?
うわ、地面に刺さってる…
飛んできた方を見ると、

A「神威?」

ニコニコしたアホ毛が此方を見ていた。
いや、てかなんで傘投げんのや。

神晃「ちっ…神威。」

神晃さんが傘を構える。
場が緊迫した空気に包まれているまま、あのアホが歩み寄ってきた。

神威「酷いじゃないか、旦那を差し置いて浮気だなんて。」
A「旦那っていつの話よ。仕事ほっといてよく言うわ。」

許嫁は父さん達が何十年も前に浮かれて話したことでしょ。
あの約束が生きてると思ってんの…?

神威「でも駄目だよ?他の男と昼間っから逢引なんて。」
A「バ神威はほんと馬鹿だね。こんなおっさんと逢引するわけないじゃん。」

銀ちゃんすまん。

神威「馬鹿は余計だよ??」

あ、やべ。
神威が纏っている黒い殺気が強くなってく。
さっさとトクガワシゲシゲ殺りにいかないとこっちが殺される。

A「ねぇ銀ちゃん。トクガワシゲシゲって何処にいんの?」
銀時「は、将軍?お前、何しに行くんだ?」
A「んー…殺し?」

そう言った瞬間、黒服の人達に刀を突き付けられた。

黒髪「御用改めである!反逆者ども、神妙にお縄につけ!」

あ、こいつら真選組ね。
思い出した。

茶髪「将軍暗殺未遂及び、麻薬取締法違反の疑いで逮捕する。」

ちょちょちょ待って??
麻薬???
何の話?
神威「将軍は分かってるけどさ、なんで麻薬?」
黒髪「お前ら、宇宙海賊春雨の一員だろう。」
A「いやまあ一応…」
茶髪「お前らんとこの幹部が麻薬でやらかしちまいましてねィ」
銀時「あー、陀絡とかいう奴か。」

は?
陀絡って!
やらかしたアイツじゃん!

A「銀ちゃん知ってるの?」
銀時「ああ、闘って勝っt((神威「悪いけどアイツはもう春雨じゃないよ。処刑されたから。」

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作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2021年1月16日 14時

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