14.修羅場オブ修羅場 ページ14
そうそうないよこんなの。目に焼き付けようね。
・
「あれれぇ！？A組の…誰だったかなぁ！？」
「チッ」
「あ〜……」
職員室にノートを提出した帰り道、偶然にもB組の物間くんと遭遇した。遭遇してしまった。
この二人の相性の悪さを思い出してついうんざりした顔をしていると、物間くんがじっと見つめてきた。
？？？メンチ切られてる？もしかしなくても喧嘩売られてる？？私も一応ヒーローの卵だし戦えますが？？しゃぁッ！(？)
「えっと、何ですか？」
「いやキミ、カツアゲされてんの？」
「へっ？」
私も一応A組だからまた煽られるのかと思っていたけど、彼の口から出たのは謎の心配そうな声。
ん？物間くん私がA組だってことまさか知らないの？？傍から見たら私カツアゲされてるように見えんの？？
……見えるな。私みたいな地味子が爆豪くんみたいなヤンキーにカツアゲ…見えるな。たしかに。
しかし今回は私は手伝ってもらった案件なので、首をふるふると振って否定する。
「いやいや、カツアゲなんて…っ？！」
「可哀想に。野蛮な男で困るね」
言葉を遮るように彼は私の腕を引っ張って、自分の腕の中に入れた。(※ハグではない)
えっ、なになにどういう状況なのこれ、物間くん何してんの？？？(※ハグではない)
ハグ？(※ハグではない)
というか、急に紳士的だけど君それキャラ崩壊にならない？大丈夫？？
「いや、ちょっと、物間く「他に何かされたの？もしかして殴られたとか？」えぇ…ちょっと…」
「…っ、テメェェエエエエエ！！」
物間くんが少し私に顔を近づけた丁度そのとき、爆豪くんのメーターがMAXになって爆発した。
・
(二人とも怖すぎて第三次世界大戦始まるかと思った)
15.陰で美男美女カップル扱いされてる→←13.時差デレは可愛くてずるいじゃん
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作者名：- | 作成日時：2017年8月15日 6時
