ONE to SEVEN

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橙side


青『明日の7人の収録、調整してもらおか？』



俺がみんなにしげの様子を伝えると、


流星が気を利かせてくれた。




無理して長引いてもあかんし、


　『マネージャーに相談しといてくれる？』



と流星にお願いする。






赤「んっ…うぅ…っん…」




　「しげ？どした？」




あら、寝とるな。



急に落ち着かない様子のしげ。






ゆっくり寝れたんは、30分くらいやな…




昨日も何回かうなされてたみたいやし、


いやな夢でもみるんかなあ。




赤「っんん…っ、はぁ、うぁぁ、っうぅ…」




起こすか迷ってたけど、



どんどん酷くなってきて可哀想やから、





　「しーげ、起きよか。おはよ？」



肩を軽く叩いて、頭を撫でてやりながら起こす。





赤「っん、はあっ、あき、とっ、んんっ」




　「ん、大丈夫大丈夫。

　 落ち着くまで、ゆーっくり息しよな？」




赤「うぅ、っはぁ、っはぁ…んっ…」




　「息、吐かなあかんよ？真似してや？

　 ふーっ、ほら、ゆっくりでええよ。」




赤「んっ、はあっ…ん、っふぅ、ふっ…はぁ…」




　「ん、できてるできてる。」



少しずつ呼吸が落ち着いてきた。





　「1回身体起こそな〜」



ゆっくり身体を起こしてあげて、



目線を合わせて、優しく話しかける。





　「これ、飲める？」



赤「ん、…っはぁ」




さっきはコップで飲ませたけど、


今回はストローをさしてみた。




　「お、さっきよりたくさん飲めたな」



赤「んー…」





なんの返事かよくわからない返事をして、



赤「これ、きもちわるい…」




汗でぐしょぐしょのパジャマを脱ごうとする。




　「あー、せやな。まってまって笑

　 新しいのん用意するからまって！」




頭が働いてへんのか、よっぽど心地悪いんか、



既に脱ぎ始めてる。





急いでホットタオル作って、



身体を拭いて新しいパジャマを着せる。





　「いっぱい汗かいたし、

　 ちょっとでも熱下がってるといいな？」



赤「うん…」





俺が来た時より、しっかり喋ってるし。




ﾋﾟﾋﾟｯ




　「お、ちょっと下がってるな！」



体温計が示す数字は、38.5とまだ高い。



でも、さっきと比べるとかなり下がった。






赤「…ごめんな、お休み、やのに…」




　「ちょっとしっかり話せるようになったら、

　 それかい。なんも考えんとき。」



なんとも言えないしげの表情。




気づいたら、抱きしめてた。

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