うぇすとの女の子は姉さん。９【LAST】

ほんまに馬鹿や ページ23

小瀧side







重岡「……なぁ、なんで？なんではるは倒れて、今手術なんかしとるん？」




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焦った声で言うしげは、瀬良さんにそう聞いたんだ




だって、3日前8人での仕事があって。

その時Aは……いつも通り元気で……たくさん笑っとったのに





なんでそんな急に？




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ﾏﾈｰｼﾞｬｰ「……あいつ、ずっと手術を先延ばしにしとったみたいでさ」





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瀬良さんが話してくれた真実は


すごく、衝撃的だった




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2年前、Aの担当医がこう言ったらしい




“ もう手術をした方がええ ” って。


でもそれをAは断っていたらしい




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『もうちょっと待ってほしい』




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俺たちに言うタイミングを探してたんやって



それぞれ、大きな仕事が決まったり

グループとしての大きな仕事も決まったりで嬉しい事ばかりで辛い思いをさせるのは嫌だって




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ﾏﾈｰｼﾞｬｰ「……今私が言ったらみんなの大切な仕事に支障が出るって」





重岡「そんなの……っ、」





桐山「そんな気遣い、いらんねん…っ」





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でもその後、Aの心臓は回復していってどんどん治っていったらしい



だから発作に悩まされる日々は当分なかった



けど、最近になって様子がおかしいことに気付いたみたいで


病院に行ったら、いつ倒れるかわからんよって言われたみたいで………




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ﾏﾈｰｼﾞｬｰ「それで、さっき…俺の目の前ではるは倒れた」





小瀧「……っ、目の前で？」





ﾏﾈｰｼﾞｬｰ「……あぁ。」





神山「……じゃあ、もっと早くに手術してればこんなことにはならへんかったってことやんな、？」





ﾏﾈｰｼﾞｬｰ「……そういうことになる」





小瀧「……ごめんA、気付いてやれへんくて……っ、」





濱田「………はぁー。…馬鹿や。Aも、俺たちも」





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あぁ、ほんまに馬鹿や。


変に気遣うAも、気付いてやれへんかった俺たちも…




ほんまに馬鹿や。



こんな馬鹿な俺たちでごめん。ほんまにごめんなA

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