りんご飴が三十七個 ページ37
加茂｢それでは今日の担当は覚えたな｣
呪華事務所内。
塩ラーメンの余韻に浸りながら、今日の夜回りの担当地区決め中。釘崎ちゃんが今日と明日抜けちゃうから、多少の仕事増加は否めないんだよね。
ヨコハマ全域を四つに分割して昨日は担当を決めた。昨日は私以外が二人ペアになったけど、流石に今日までペアにすると回りきれないからね。
でもその代わり十分おきの確認が入るんだって。私が声を掛ける筈だったらしいんだけど、私は絶対忘れるからって憲紀ちゃんに言われた。
伏黒ちゃんが思いっきり頷いてたの忘れないからね、私。
ポートマフィアや武装探偵社に接触した際は、速やかに退却し全員へ連絡を入れる。これがもう一個の決め事だって。
まぁまだ時間はあるから、ゆっくり準備しますかね。
加茂｢A。少し良いか｣
『は〜い何でしょう憲紀ちゃん』
加茂｢零息についてだ。少し調べてほしい事がある｣
『何〜？』
加茂｢術式と出家についてだ｣
『それから欲を言えば異能力者達を狙う理由も知りたいって所かな？
よ〜っしOK！可愛い後輩のためですから！』
加茂｢頼むぞ｣
『はいさっさ』
余計ゆっくりしてられなくなったね。
零息は一年前傑と百鬼夜行を起こして以来、行方を見事に眩ませている。
徒党を組んでいるのか、それとも単独行動を起こしているのかさえも分かっちゃいない。
『っさ〜ってと･･････』
呪術界の方にも少数なら零息の情報があるでしょ。これで無かったら上層部ぶっ飛ばしちゃお。
パソコンを起動させ、カタカタと言うタイピング音だけが部屋の中に聞こえる。
上層部の情報は普通、上層部の重役でしか見ることの出来ない
私や悟、傑は上層部に嫌われてるから正攻法では見れない。正攻法ではね！
上層部はお爺ちゃんの集合場だから、インターネット機器に弱い奴ばっか。探り込むのになんて手間掛からないんだよね〜。
そんな愚痴を考えていると、上層部の情報庫に入るのに成功〜！ミッショーンクリーア！
んま、此処まではほぼ第一段階。
上層部の情報庫の中には大量の情報が入り乱れてて、本音零息一人の情報を探すのすら骨が折れる。
やる前から戦意喪失しそうなんだよね･･･
という訳でここでりんご飴。
うん、疲れたときには正義ですな。
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通りすがりの樋口 - あなた様は神様ですか！？更新楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (2021年8月30日 12時) (
レス) id: 81c14bd0e3 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴@東方＆文スト大好き人間(プロフ) - とっても面白いです！！続きが楽しみすぎる……！！！それでなんですが、第「三」勢力との描写ですが、ポートマフィア、武装探偵社の他に異能特務課もあるので、第「四」勢力とする方が良いかと思われます！ (2021年8月23日 9時) (レス) id: 61e081417a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI - 更新ありがとうございます。この先の物語が気になってしまいます！無理しない程度に頑張って下さい。 (2021年8月20日 20時) (レス) id: e305977ea6 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 神作！神作！面白すぎです！ (2021年8月19日 23時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
夏雨(プロフ) - 凄い面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2021年8月19日 15時) (レス) id: f0a52413d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kaoru | 作成日時：2021年8月18日 1時
