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レポートを書き終える10分前、慎太郎からLINEが入っていてお店が決まったと名前と地図の画像が送られてきた。
完全に居酒屋チェーン店で、ここに1人で向かうのかと思うと少し気が落ちそうになる。
終わったレポートを提出し終わったあと、地図を見ながらひたすら目的地のお店を目指した。
辺りはまぁまぁ暗くなってきて、大学を出てから15分くらいで着いた目的地。
控えめに中へ入ると、待っててくれていたのか慎太郎が笑顔で手を振ってくれた。
慎「お疲れ」
「ありがとう」
慎「個室だからさ、こっち！」
そう言って誘導しながら連れられてきた個室。
中を開けると、男性が3人くらいと女性が4人くらい。
あと樹くんがいる姿が視界に入った。
慎「こいつ、俺の友達のA」
「どうも…」
もちろん知っている人は慎太郎と樹くんくらいで、他の人とは初対面。
割と人見知りな私は、遠慮がちに空いてる席へと座った。
《えー可愛いじゃん》
《Aちゃんだっけ？よろしくね》
私が座った周りには知らない男性がいて、座るのと同時に話しかけられる。
樹くんと慎太郎は悲しくも1番遠く離れた席に座っていて、なんで近くにいてくれないんだという怒りも芽生えた。
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作者名：ちゃぽ | 作成日時：2019年11月29日 17時
