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第54話 ガード ページ4

私は思い出してしまった
めちゃくちゃ偏差値が低い事に。




私達の担任の先生こと夜蛾先生との
マンツーマンでようやく終えた地獄の勉強会




すっかり日は落ちてしまい
教室に戻れば誰も居ない





荷物を纏め、廊下を1人歩きながら
誰か居ないかななんてぼやきながら当たりを見渡す





するとその時





ゴンッ






『…いっ、てーーーーーーーーー?!』





本当にアホだ
気を取られ柱に盛大に額をぶつけるなんて





まぁでも、周りに人が居ないだけマシか
そう思っていた矢先背後から声が聞こえた





「ドジだね、君は本当に」





『…は?!』





いつから居たんだろう全く気が付かなった。
先程の一部始終を見ていたようでクスクス肩を震わせ
ながら私を見下ろす彼は傑で





「ほら貸して」





なんてポケットの中から絆創膏を取り出してきた





あれ?これってどこか見覚えがある





額に貼られた絆創膏、間抜け、なんて
絆創膏の上から傷をデコピンされる





間違いない、これはいつぞや現世で夢に見た
私の記憶。






もしそれが正しければ、傑は確かこの後___






「治してあげよっか」





『げ!!』






ほらやっぱりそうだ





ニッコリ口角を上げ
優しい手つきで私の前髪をかきあげる傑に






『わぁぁあ!!タンマーー!!!』





なんて、額を手でガードした






「…よく分かったね?」





『いや、なんかそんな気がしたから!!!』





ゆっくり後ずさり
絆創膏ありがとう!!なんて私はその場から逃げるように去っていった

第55話 微睡み→←第53話 君だけ



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莉乃(プロフ) - すごく面白いです〜!!もう、大好きです❤️♥️❤️続きを楽しみにしています。 (2022年3月2日 11時) (レス) id: d96deb1772 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きを楽しみにしています! (2021年9月2日 23時) (レス) id: 9779f450eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:xoxo | 作成日時:2021年8月10日 0時

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