５１滴 ページ3
杏寿郎「……どうした？」
甘露寺「ごめんなさい、亜衣ちゃん、焼き立ての焼き芋掴んじゃって……。 お水で冷やせば良いのか…また自分で治しちゃうのか分からなくて……」
『み、蜜璃ちゃん悪くないよ？！
私がね………』
杏寿郎「ん、怒ってるんじゃない。
ほら手を貸してみろ。
痛いか…？」
スリ…とAの掌を
杏寿郎「それにしても急にどうした？
芋に興味でもあったのか？」
Aの手を冷やしながら杏寿郎が問うと、
『人と同じもの、食べられるのかなと思って…。
もし食べれたら………
外で杏寿郎と一緒にご飯、食べられるかな…って…』
甘露寺(…やだぁ………！ Aちゃん可愛いわ……！
それで興味があったのね…？！ しかも煉獄さんの好物を選んじゃうなんて…！！
キュンキュンしちゃう…！！！)
杏寿郎「………そうか」
杏寿郎はそれだけ言うとまだ熱い焼き芋を取り、
ひと口の大きさにすると、フーフーと冷ましAの口元へ持っていく。
＿＿＿あむっ
またも杏寿郎の指ごと咥えたAは、
ゆっくりと口を動かし、飲み込んだ。
『……………あんま味、ない…。
…食べられない事もない…かも…？』
…牛肉を食べた時の様に美味しい！ ともならないけど、
不味くて食べられない、ともならない。
これなら徐々に慣れたら他にも食べれるようになるかな…？
杏寿郎「うむ、ではAが食べて美味しいと思えるものがあるのか今後は試していってみよう！
火を通さない果物等も良いかもしれん！！」
そして杏寿郎はAの口のフチについた芋を自分の口へと運んだ。
その二人の光景を見ていた甘露寺は顔を真っ赤にしているが、当の本人達は全く気にしていない。
甘露寺(……………この二人、
い、いつもこんな感じなのかしら……？
お芋…食べるだけでどうしてこんなにも私がドキドキしちゃうの………？！
やだ……！ お芋なのに……！
なんで…厭らしく見えちゃうのかしら……？)
その帰り、
“好きな人と食べるご飯は美味しいのよ”と、
甘露寺はAにコソっと伝えた。
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杏(プロフ) - 茜さん» ありがとうございます(˶ ᷇𖥦 ᷆˵)❤️めちゃくちゃ嬉しい😭！これからも良かったらお付き合い下さい😭✨ (2021年12月21日 22時) (
レス) id: e162f6a49f (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 小説凄く面白いです！続きを楽しみに読んでます（笑）体調崩さぬよう応援してます(*^^*) (2021年12月21日 21時) (レス) @page48 id: 1b144ebba8 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます(˶ ᷇𖥦 ᷆˵)！ 炎柱様にゎ常に愛でて貰いつつヤキモチを焼かせたいっ！笑 (2021年12月9日 11時) (レス) id: e162f6a49f (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 続編おめでとうございます♪&ありがとうございます♪…夢主ちゃんに絆されてく音柱様にドキドキ♪焦る炎柱様にワクワク(笑) (2021年11月25日 16時) (レス) @page13 id: ef4cfc5f40 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - メロン♪さん» コメントありがとうございます☆メロンさんも夢小説書かれてるんですね！ 読みに行きたいけど仕組みがイマイチ分からずどうすれば…(T_T) (2021年11月22日 8時) (レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2021年11月20日 22時
