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ジョングク「･･･シュガヒョン」
作業中だと知ってるから控えめに扉をノックして名前を呼べば、迎え入れてくれた
ユンギ「なんか飲む？」
ジョングク「･･･大丈夫です。ちょっとだけここにいてもいいですか？」
ユンギ「いつも好き勝手いるんだから今更だろ」
そう言うとパソコンに向かい合って本当に何も聞かずただただここにいさせてくれる。昔からよくいっぱいいっぱいになった時ここに来ていた。ヌナとはなれて寂しくて、でも誰にも話せないし同情されたくなくてそんな時もここに来ていた
ジョングク「･･･シュガヒョンは、なんでAさんのこと嫌いにならないんですか？」
何も聞きたくなくてここに来たはずなのに、気がつけば口が開いていてでも1番聞きたかったことをまっすぐに聞けた。
･･･僕らだけじゃなくてたくさんの人達がヌナを悪く言う。それなのにシュガヒョンは僕たちの前で彼女の曲は良い、とハッキリと言い放った。
ユンギ「お前、Aさんの曲聞いたことある？」
ジョングク「はい、聞いたことはあります」
ユンギ「これもっかい聞いてみろ」
そう言って流した曲はヌナが初めて作詞作曲をした曲で、1番最初に僕への手紙だと言ってくれた曲。飽きるほど聞いたし歌詞カードだって擦り切れるほど読んだ
ユンギ「この曲さ、誰に向けて歌ってると思う？」
ジョングク「･･･え？」
曲が終盤に差し掛かると、シュガヒョンはそう僕に聞いてきた。僕はヌナがこの曲を僕に向けて作ったと聞いているけどそう聞いていない人たちの解釈はどうなんだろうか？
ユンギ「大切な人に向けて歌ってると思ねえ？」
ジョングク「大切な人？」
ユンギ「恋人とかじゃなくて、家族とか友達とかそういう大切な人に向けて」
このヒョンは本当にすごい人だとこの時改めて思った。ヌナに弟がいることも何にも明かしていないし、生い立ちについても触れられていない。なのに曲だけでそこまで読みとって見事正解している
ユンギ「これがDear.Jの最初の曲。最初に提供したのが恋愛ソングに見かけた愛情ソングってそんな人があんなしょうもねえことしねえだろ」
僕のヌナは、愛情深くて僕のためなら何でもする人だ。それをたった1曲からこうも見破られるとは思いもしなかった
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うに - 大好きなお話で何度も読み返してます。またいつか更新される日を楽しみにしてます。 (2022年9月28日 14時) (
レス) @page24 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
さく - とても好きな作品の1つです！また更新される日をお待ちしてます！！ (2022年6月26日 3時) (レス) @page24 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続きがみたいです！！ (2022年5月21日 5時) (レス) @page24 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶あずき(プロフ) - 続き楽しみにしています☺ (2022年1月11日 15時) (レス) id: 22d9beea67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jur | 作成日時：2021年11月29日 22時
