僕たちの帰る場所3 (ページ30)

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舘さまに報告しようとZuhauseに向かうと、なぜかみんなが待ち構えていた。

dt「ごめんね、照に問い詰められてバラしちゃった」iw「むしろバレンタインの時からバレてるからな」
ab「照、絶対成功するから先にお祝いの準備しようとまで言ってたんだよ」

ええ、僕そんなに分かりやすかったかなあ…

ab「でも本当よかったねぇ」
dt「俺も教えた甲斐があったよ」
nb「涼太のレシピは最強だからな」
「うん、ありがと！」

ニコニコ顔で祝ってくれるみんな。
しかし、少し様子が違う人たちもいて…

sk「ああ、ついにうちの子が大人の階段を…！」
fk「いずれは彼女とあんなことやこんなことを…うわあああ！！」

ab「もう、お前らラウールの何なんだよ」

そう、相変わらずうるさい2人。
阿部ちゃんが2人の茶番にツッコミを入れつつも、ツボに入ったらしくケラケラと笑い続けている。

もちろん、これも2人流のお祝いだってちゃんとわかってるんだけどね。

そんなみんなの暖かさに触れて、僕もまた笑顔になる。

やっぱり僕、この店に来て良かった。
ダンスさえあればいいって思ってたけど、こんな風に素敵な仲間ができて、彼女が出来て、人生何があるかわからないな。

でも、これからもずっと、みんなと一緒にたくさん楽しい思い出を作りたい。
それだけは、大事にしたいんだ。