かまぼこ隊の短編集！！

記憶喪失なっちまった ページ24

目が覚めると、目の前には知らない男の子がいた。
初めて見るのに、その子は親しげに話しかけてくる。

「あの、どなた、ですか？」

と遠慮がちに聞くと彼はぴたっと固まった。

炭治郎

『え、』

Aに誰だと聞かれた。嘘だと思った。またドッキリというやつをしているのではと匂いを嗅ぐが、嘘をついている匂いはしない。本当、なのか？

『お、、、俺は竈門炭治郎だ！えーっと、、、Aさんのお世話係になったんだ！よろしくお願いします！』

本当はさん付けでなんて呼びたくなかった。きっと、これから思い出してくれると信じて、いつまでも付き添おう。




善逸

『え、ちょっと、冗談だよね？何、言ってるの？』

目の前にはキョトンとした顔のA。なんで？嘘、嘘だ。俺を忘れるはずがない。しかし、耳をすませても嘘の音はしなかった。

『ほ、ほんとに忘れちゃったの、、、？』
「あ、ご、ごめん、なさい、、、。」

あぁ。涙が溢れ出そうだ。危ない危ない。

『お、俺は我妻善逸、、、君の、Aのお付き合いしてる人、、、なんだ。』

そうやって言えば思い出してくれるかもと思ったけど、ダメだった。ただ、君を謝らせてしまった。




伊之助

『は？』

頭が真っ白になる。なんとも現実離れした言葉が耳に入ってきた。おかしい。何かがおかしいと肌がビンビン感じ取る。

『な、何言ってんだよ。俺だぜ？伊之助様だぜ！？』

強い口調で言うもまだおかしい。心無しか俺に怯えてるようにまで見える。

「ご、ごめんな、さい、、、」

くそっ、どうやって相手すればいいかがわからねぇ、、、。
これからどうすればいいのか。考えに考えた結果、これからは一生離れず付きっきりでいようと決めた。

任務でヘマってみた→←デレてみたぜ

• 金　運: ★☆☆☆☆
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