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この時、ふと過る場所…。
貴女「隠し、部屋…?」
チラっと隠し部屋の入り口がある床を見ると、そこには重苦しい空気を纏った重たい扉がある。
開けたくない…。
開けたくないよぉ…。
??「何をしている」
貴女「ヒィ!!」
??「……気持ち悪い声を出すな」
恐る恐る振り向けば、そこには金髪の鬼が立っていた。
貴女「何だ、ちー君か」
風間「何だとは何だ。
この俺が来たと言うのに、本家にいないとはどう言う事だ」
貴女「そんな事知らないよ。私は仕事中なの!
ってか、気持ち悪いって何?!」
風間「こんな所で仕事とは、サボっているだけではないのか」
貴女「失礼な事、言わないでよね!」
ここは蔵だけど書庫でもあるの!
仕事に必要な書物はここに保管してあるんだぁ!
それに、気持ち悪いって何かを答えろぉ!
と、息継ぎもせずに話せば、ゼェゼェと肩で息をした。
駄目だ、一気に喋りすぎて息が元に戻らない。
風間「煩い娘だ。そんな事はどうでもいい」
貴女「どうでもよくなぁい!私の時間を返せ!」
風間「何を怒っている。
おまえの所へ連れて来てやったと言うのに、恩を仇で返すのか?」
貴女「……何を言ってるのか、さっぱり分からないんだけど」
ちー君の言葉は唐突過ぎて、言っている意味が分からない。
連れて来てやったって誰を?
誰かを連れて来て欲しいなんて、頼んだ覚えがないのだけれど…。
私はちー君に向けて首を傾げていると、ちー君の後ろから懐かしい人物が姿を現した。
何で、この人がここに…。
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 何度も読み返して読んでます。斎藤さんとの恋仲で幸せです。涙が流れてます。 (2020年5月26日 21時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 朔さん» コメント&一気読みありがとうございます!風間の言葉遣いがなかなかに難しく、上手く表現出来ているのか不安でしたが、可愛いと言ってもらえてうれしいです♪なかなかに私の妄想が激しいものになってしまいますが、これからもよろしくお願いします(*´ω`*) (2019年10月4日 9時) (レス) id: 92dfc97012 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - コメン失礼します!今日この作品を見つけて一気読みしてしまいました!!悲劇が無くて風間がかわいくて()大好きです!!!最近は薄桜鬼の小説を書いてる方も少ないので...(>_<)応援しています(^^ゞがんばってください!!長文失礼いたしましたm(__)m (2019年10月4日 2時) (レス) id: af48bb8f49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まほろ | 作成日時:2019年10月2日 16時