占いツクール
検索窓
今日:11 hit、昨日:112 hit、合計:25,626 hit

*139* ページ33

どんだけ自分の身を守りたいのよ!

綱道の行いに、私の怒りは頂点に達しそうだった。
いくら鬼の力を出した私たちでも、一振りで倒せる数はしれている。


貴女「仕方ない、か…」

南雲「A?」

貴女「禁断の手を、使うよ」


私は天霧君の背中へ羅刹から隠れるように移動し、そこで懐に入れていた小瓶を取り出した。
これが、私が作った最後の一本である変若水。

まさか、自分が飲む事になるとは…。


南雲「ま、まさか…」

貴女「終わった後は、頼んでいいかな…?
私も飲んだ事ないし、どうなるか分かんないけど…」

天霧「……分かりました。風間たちには伝えておきます」

貴女「私が飲み干したら二人とも、よろしくね!」


三人で顔を見合わせ、私は小瓶の蓋を抜いて一気に飲み干した。
その綱道を見た天霧君と兄様は、私の元から離れてちー君たちの所へ向かう。

飲んだ傍から喉が焼け、まるでお酒を飲んだような感覚に嫌気が差す。

あまりの苦しさに地面に手を付けば、サラっと落ちてくる自分の髪が、白から赤に変わっていった。
その赤い髪が、意識の端で"鬼神伝説(おにがみでんせつ)を思い出させる。

地面に手を付く私に、羅刹たちが群がり覆いかぶさってくる。

重いな…。
私、これでも女なんですけど。

苦しくて閉じていた目を勢いよく開くと、目の奥が熱く痛い。


貴女「ああもう!邪魔!」


私に覆いかぶさる羅刹たちが鬱陶しくなり、私は右手に持った大通連を薙ぐと、私の上に乗っていた羅刹たちの首が一気に飛ぶ。

ドサドサっと力を失くした羅刹たちが、私の上から地面へ転がった。
やっと立ち上がる事ができ、私はもう一度大通連を持ち直す。


貴女「さあ!こっからが本番でしょ!」


自分でも分かる。
ギラギラと、私の瞳が輝いている…。

チラっと後ろを振り向くと、原田さんや永倉さん、斎藤さんが異様な物を見るように見つめていた。
だけど、その視線が何故か面白く、私は口角を上げて笑った。


貴女「そんな目で、見ないでくださいよ」

風間「話には聞いていたが、ここまで変わるとはな」

原田「A、どうしたんだよ!?」

天霧「あの姿は、鬼神そのものです。
雪村家に伝わる話を聞いただけですが、まさかここまでとは」

貴女「あの鬼神伝説が本当だったなんて、私が一番驚きだよ」


今までに感じた事のない力。
今なら何でも出来てしまいそうだ。

140話:最後の慈悲→←139話:最終決戦



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
設定キーワード:薄桜鬼 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まほろ(プロフ) - 朔さん» コメント&一気読みありがとうございます!風間の言葉遣いがなかなかに難しく、上手く表現出来ているのか不安でしたが、可愛いと言ってもらえてうれしいです♪なかなかに私の妄想が激しいものになってしまいますが、これからもよろしくお願いします(*´ω`*) (10月4日 9時) (レス) id: 92dfc97012 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメン失礼します!今日この作品を見つけて一気読みしてしまいました!!悲劇が無くて風間がかわいくて()大好きです!!!最近は薄桜鬼の小説を書いてる方も少ないので...(>_<)応援しています(^^ゞがんばってください!!長文失礼いたしましたm(__)m (10月4日 2時) (レス) id: af48bb8f49 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まほろ | 作成日時:2019年10月2日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。