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130話:羅刹の殲滅へ ページ11

白河城へ辿り着いた私たちは、その城を茂みの中から見ていた。


貴女「本当に、誰一人いませんね…」

斎藤「何か、罠があるかもしれん」

風間「フン。そんなもの、我らには通用せぬわ」


ちー君は一人、城門の方へスタスタと歩いて行く。

私たちは鬼だけど、斎藤さんはまだ人だよ!
って言ってやりたい。

私と天霧君は頭を抱えるが、ただ一人、斎藤さんだけはちー君を目視で追っていた。

ギィィ…。

ちー君は何の躊躇もなく、城門を片手で開ける。


風間「罠など、何処にもないではないか」


いや、罠があるなんて誰も言ってないじゃん!
"あるかもしれない"って言う可能性の話をしただけでしょ?!

あの人は頭がいいのか悪いのか、どっちなんだろう。

私たちはちー君で安全を確かめ、茂みから出て城門へと向かう。
その途中も特に何もなく、私たちは難なく城内へ踏み入る事が出来た。


貴女「珍しいね。ちゃんと門から入るなんて」

風間「何を言っている。
土方に言われたであろう。次からは門から入れと」

貴女「え?!それを律儀に今、守ってるの?!
守る場所、違わない?!」


誰か、ちー君の頭の中を開いて、どうなっているのか見せてくれませんか?!
ちー君の頭を理解できる頭が、私にはありません!

そんな文句を心の中で呟く。
口に出して言う勇気はないからね。

本丸に足を踏み入れたけれど、その中もとても静か。
本当に羅刹がいるのか?って疑いたくなるぐらいに…。

足音を立てないよう廊下を歩いていると、突然ちー君が立ち止まり、私たちの目の前に腕を広げて止まるよう促される。

どうしたんだろう?
そう思っていた時。

勢いよく複数の襖が開かれ、その中からニタニタと笑う、異様な目を持った羅刹たちが飛び出して来た。


風間「ようやくお出ましといった所か」

貴女「この軍服、もしかして…」

斎藤「これは、会津藩士だ」


新政府軍兵ではなく、会津藩士。
その人たちが羅刹となっていた。

綱道は新政府軍も旧幕府軍も関係なく、まがい物の実験台として使っていたのだと悟る。

本丸の廊下は羅刹の大群で埋め尽くされ、私たち三人は刀に手を掛けて戦闘態勢に入った。


風間「鬼の誇りを汚し、はぐれ鬼となるとは。
綱道も愚かな事をしたものだ」

貴女「綱道は雪村の穢れ。始末しなければならない!」

天霧「それにしても、この羅刹共は異様すぎるのは何故だ」

斎藤「分からん。分からぬから困っているのだ」

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まほろ(プロフ) - 朔さん» コメント&一気読みありがとうございます!風間の言葉遣いがなかなかに難しく、上手く表現出来ているのか不安でしたが、可愛いと言ってもらえてうれしいです♪なかなかに私の妄想が激しいものになってしまいますが、これからもよろしくお願いします(*´ω`*) (10月4日 9時) (レス) id: 92dfc97012 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメン失礼します!今日この作品を見つけて一気読みしてしまいました!!悲劇が無くて風間がかわいくて()大好きです!!!最近は薄桜鬼の小説を書いてる方も少ないので...(>_<)応援しています(^^ゞがんばってください!!長文失礼いたしましたm(__)m (10月4日 2時) (レス) id: af48bb8f49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まほろ | 作成日時:2019年10月2日 16時

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