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藤堂「龍雲寺って…、
確か、三番組だよな?」

A「じゃあ、斎藤さんと戦ったって事?
斎藤さんは、引いたの…?」

藤堂「一君が引くとは思えねえな…」

天霧「怒りに任せての戦いなど、醜いものでしかない。
それに、風間にとってもいい事はない。
A、風間を止めるのです」

藤堂「お前が止めりゃあいいじゃん」

天霧「何度も止めた。
止まらないから困っている」




天霧君にしては珍しく、
眉を寄せて苦渋の表情を浮かべている。


ちー君を止めないと。
これ以上、怪我人を出すわけにはいかない。




A「分かった。行くよ」

藤堂「A?!」

A「ちー君を止めないと、
この戦とは関係のない血が流れてしまいます。
その原因が私だと言うのなら、
それを止めるのは私の役目です」

藤堂「……分かった!
俺は奉行所に戻って、土方さんを待つよ。
気を付けてな!
いくら鬼でも、急所を突かれちゃ終わりだからさ」

A「はい!では、また後程!」




天霧君に抱えられながら、龍雲寺に向かった。

風を切る音が耳に響いて、やけに煩い。




天霧「あなたを置いたら、
私は役目を果たしに行かなければならない。
無茶だけはしないよう、心に留めておいてください」

A「分かってる。いつも言われてるから」

天霧「それと、風間はあなたが出した提案を受けました。
千鶴を攫う事はもうありません。
安心しなさい」

A「ありがとう。すっごく助かる!」

天霧「それともう一つ…………」

A「……………え?それ、本当?」




天霧君の言葉に嬉しさが滲んだ。

もしかしたら、
これは私にとって良い状況変化なのではないだろうか。

93:三人目→←****



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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 斎藤さんと恋仲になって欲しいです。 (2020年5月24日 22時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まほろ | 作成日時:2019年9月19日 7時

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