彼と私と心の隙間

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ユウ「ねぇ。彼氏とのケンカの原因ってなに？」



私の顔を覗きこんだ



『私が…………軽率な行動をとったからかな
でもちゃんと謝って許してもらったよ』



「軽率な行動って？」



ユウくんにはちゃんと言った方がいいかもしれない



またモモちゃん見に来てって言われたら
断らなきゃいけないし



『友達でも男性の家には一人で行かないって
約束してたのに私が約束破ったから』



「マジ？俺ん家に来た事が原因？
ごめんね。でもそんなの黙ってれば
良かったのに」



『タバコの臭いで気づかれて正直に答えたの
ユウくんは悪くないよ』



「じゃぁもうモモに会いに来てくれないの？」



『うん………ごめんね』



「俺が悪い男だって思われてるんだ
Aの彼氏に」



『違うの！ユウくんはそんな人じゃないって
ちゃんと説明してるから
でも私、昔、ちょっと怖い思いした事が
あってその時彼氏に助けてもらってるから
心配してくれてるの
不愉快な思いさせてごめんね』



「そっか………じゃぁ彼氏の判断は正しいと思うよ」



『えっ？』



「Aって無防備で危なっかしいもん」



『どんなところが？』



「友達だから俺の事、安全な男だって
信じてるところ？」



『どういうこと？』



「俺わざと沙織の用事がある日を狙って
部屋に呼んだの。二人きりになりたかったから
その後に彼氏に会うのも知ってたから
わざと空気清浄機壊れた事にして止めて
タバコの臭いつくように仕向けたの」



『なんでそんなこと………』



「そんなの









Aが好きだからに決まってるじゃん」

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