【22】(名前) ページ23
アメリカで活動していたSAMが、数年ぶりに韓国に帰ってくるらしい。
私が韓国に来た頃、すごくお世話になった大好きなSAM。
ウジと共に、SAMの好きだったお店のチャンジャとマッコリを持参して、会いに行く。
変わらない笑顔で迎えてくれるSAM。
あれやこれやとひと通り、話をし終えたあたりで、
SAM「そういや、アメリカで最近作った曲、きいてみる？」
って、言ってくれる。
待ってましたーーって、ウジと喜んでると、
「レディ ファースト!! 」
って、手渡されるヘッドホン。
SAM「ウジは、コッチ来て。あ、A、再生するよー」
わぉ〜さすが！やっぱり、SAMはセンスがいいなーー
なんで、こんなのが作れんの？
キャーーー、ほんと、さすがだわ。
曲が終わり、ヘッドホンを外しながら、うしろを向きながら叫んじゃう
「SAM、サイコーー!!」
…………え？
ウソでしょ？
全身まっ黒の服を着た、色白の人…
あの日と同じ
でも、あの日と違うのは、私、この人知ってる…
「ゆ、ユンギさん…」
ダメだ…逃げなきゃ。。
「あ、あの…SAMなら、スグ来ますよ、多分。
私、ちょうど帰るところだったので…失礼します」
椅子から、立ち上がり、去ろうとしたところ、ガバッと腕を掴まれた。
yg「A…待って。少し話がしたい」
話？今さらしたい話なんて、私にはないよ
「ごめんなさい、私、急いでますので…」
そう言って、ぺこりと、頭を下げて、今度こそ去ろうとする……
え？
そのまま抱きしめられた。
ブラックベリーの香り…
ユンギさんの匂いがする
香水…あの頃と同じなんだ
ユンギさんが忘れられなくて、私も、お揃いの買ったんだよ
何が起きたのか分からないまま、嗅覚だけが先に記憶をよびおこしてる
yg「あの時はごめん。今でも、お前が好きだ。
オレたち、やりなおせねぇか」
大好きな腕の中で、大好きな人に抱きしめられている。
夢にまでみた、聞きたかったコトバ…
でもね、でもね。
今の私には、あなたに愛される資格なんてない。
あなたを好きすぎて、さみしくて、他の男の子と関係を持つようなオンナなんだよ。
「私は…もう昔の私じゃない」
そう、もう汚れてる
あなたに、見合うオンナじゃないんだ
「私たち、やりなおせないよ、もう」
yg「なんで？」
抱きしめられたまま、小さな声で聞かれる
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みんと(プロフ) - ユウ様、ありがとうございます❤︎ (2022年7月21日 20時) (
レス) id: 99f878486c (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 完結お疲れ様でした。続編楽しみに待っています！ (2022年7月19日 19時) (レス) @page48 id: 78115a07d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんと
| 作成日時：2022年7月9日 12時
